Mayday(五月天/メイデイ) "2013 Mayday Just Rock it !! 日本演奏會~LIVE直送 from TOKYO FM 冬の特別版~"

台湾で最もチケット入手が困難なバンド、Mayday(五月天)が2月16日、4年ぶりに日本で単独ライブ“2013 Mayday Just Rock it !! 日本演奏會~LIVE直送 from TOKYO FM 冬の特別版~”を開催! 中華圏では数万人規模のスタジアムでもSold Outになってしまう彼らが近くで観られるレアなチャンスとあって、会場のZepp Tokyoには日本のファンのみならず、海外のファンも多く集結しました。

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一人ずつ静かに位置につき、いきなり始まった「瘋狂世界/クレイジーワールド」。シンボルカラーの青いペンライトが振られる中、ノリノリで会場が揺れた8曲目のOAOAまで、ほぼノンストップで演奏が続き、観客のボルテージも一直線にMAXへ。「倔強/強情」ではアシン(阿信)が客席にマイクを向け、全員でサビを大合唱、1つになった歌声がホールを包みます。
 
アシン(阿信/ヴォーカル)
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初めてのMCではシートウ(石頭)が「日本語は進歩していないけど、日本の友達はどんどん増えてる」と発言。日本のファンが増えていることへの感謝に加え、バルコニー席にずらりと並んでいたB'zの松本孝弘、GLAY、flumpoolのメンバーを嬉しそうに見上げます。そして「いつの日か、武道館で公演できるといいな」と目を細めると、場内から大きな歓声が起こりました。
 
シートウ(石頭/ギター) md-shitou.jpg
一生懸命日本語を話してくれたのはミン(冠佑)。「ワタシはミンです。メイデイ(の)ドラム。ウニ丼、イクラ丼、オイシイね。(中国語で、もう1つ日本語知ってるよ、と言ってから)カワイイね」。すると、モンスター(怪獣)が横から「デンワバンゴウちょうだい!」と補足。日本のファンに大ウケでした。
 
ミン(冠佑/ドラム) md-ming.jpg
この日のライブは、スクリーンに中国語の歌詞、その横に日本語訳を表示。完璧に歌詞を覚えていない人も一緒に歌え、今回初めてライブに来たという日本のファンも、歌詞の意味を理解でき、よりライブが楽しめる配慮がなされていたのは嬉しいポイントでした。
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「Maydayは結成13年目。次はちょっと昔の歌を歌います。思えば、僕らのセカンドアルバムは東京でレコーディングしたんだよね。日本に来るたびにその時のことを思い出します」というアシン(阿信)のMCで始まった曲は、ファーストアルバム収録曲の「志明與春嬌/ピーター&マリー」。ファンからオオッ!と声が。
 
マサ(瑪莎/ベース) md-masa.jpg
懐かしい曲から新しい曲までバラエティーに富んだセットリストの最後は「離開地球表面/地球表面から離れる」で超満員の会場が全員でジャンプをし、「時間が過ぎるのは本当に早いね。今日は本当にありがとう。友達は一生友達。Maydayはいつもみんなのそばにいます」というアシン(阿信)の言葉の後、大定番の「溫柔/やさしさ」でフィナーレ。客席に向かって全員で深々と頭を下げました。
 
モンスター(怪獣/ギター) md-monster.jpg
もちろんこれで終われるはずもなく、「ウー・ユエ・ティエン(五月天)」のコールで再登場した5人。アンコールは「諾亞方舟/ノアの方舟」、「戀愛ing/恋愛ing」。ファンの「不要走(行かないで!)」という悲痛な叫びに、「僕たちだって行きたくない。でも次のために終わりにするよ。4月にもまた来るから」とアシン(阿信)。それでもステージを見つめ続けるファンのために、ステージで円陣を組んで相談し、ダブルアンコールに突入。「知足/満足な気持ち」で大興奮のステージを締めくくりました。
 
  
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公演後、Maydayの5人が、お祝いのフラワースタンドが並ぶロビーで囲み取材に答えてくれました。
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Q. 日本は寒くて大変じゃなかったですか?
アシン(阿信) 「本当に寒いですね。寒いと、つい食べちゃう! お腹の調子は良いんですが、少々食べ過ぎかも(苦笑)」
 
Q. きょうのコンサートに点数をつけてください。
ミン(冠佑) 「95点かな。きょうは、僕たちのアイドル、友達がたくさん来てくれたんで、ちょっと緊張しながら良いパフォーマンスを見せようと一生懸命演奏しました。(モンスターに、友達が来なかったら適当にやるの?と突っ込まれると)そんなことはないよー! そういう時はリラックスして良い演奏をします(笑)」
 
Q. アイドル(B'zの松本孝弘)の前で演奏した気持ちは?
モンスター(怪獣) 「緊張しました! 開演前に、あまり意識せず落ち着いてやろうと自分に言い聞かせ、本番中はずっと自分の気持ちを抑えていたせいか、公演が終了した途端、胃が痛くなってきました(苦笑)。きょう来ていただいた松本さん、GLAYとflumpoolのメンバー全員には、この後の打ち上げで改めてお礼を言うつもりです」
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Q. 4年前も同じ会場でライブを開きましたが、お客さんの数が増えてチケットもSold Out。目標の武道館にまた一歩近づいたのではないですか?
シートウ(石頭) 「そうですね。きょうは2500人のお客さんに来てもらえました。これからもどんどん日本に来て、ライブを続けて行けば、もっとたくさんの人たちに足を運んでもらえると信じています。僕達としては、いつかこの“ノアの方舟ツアー”をもう一度日本に持ってきて、武道館のような大きな会場でやりたいんです。本来は壮大なビジュアルと仕掛けがセットになったステージなので、日本でもそれを完璧な形で見せたくて」
 
Q. Maydayのライブは大きな会場でもチケットを取るのが大変で、こんなに近くで演奏を観られるのはファンにとってとても貴重です。ステージの上から近くのファンを見た気持ちは?
シートウ(石頭) 「僕達はいつも大きな会場でライブをやっていますが、こういうライブハウスのような会場も好きなんですよ。デビューした当時は、ライブハウスやクラブで演奏していましたから。お客さんと距離が近いと、ステージの雰囲気がそのまま客席に伝わるし、お客さんの反応もストレートに伝わってくる。僕たちがノッてくると、お客さんもノッてくるし、逆にお客さんに乗せてもらうこともある。きょうはスペシャルな経験をさせてもらいました」
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Q. 旧正月は、たくさんお年玉をあげましたか?
マサ(瑪莎) 「台湾のお正月はお年玉を渡すのが習慣なので、友達と仕事関係の人で渡すべき人には渡しました。家族は必須です(笑)」
アシン(阿信) 「(たくさんお年玉をあげて)だから、まだ旧正月の休暇中なのに、こうして日本に出稼ぎに来たんです(笑)」
 
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Q. 昔の曲も多く披露されてましたが、今回の選曲のポイントは?
モンスター(怪獣) 「4年ぶりの日本ライブということで、できるだけ1999年のデビューから現在までのすべてのアルバムから曲を選ぼうということになりました。それで、懐かしい曲も多くなったんだと思います」
 
 
 
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◆SET LIST
 
1.      瘋狂世界/クレイジーワールド
2.      終極孤單/孤独の終わり
3.      人生海海/人生は海のようだ
4.      恆星的恆心/恒星の心
5.      倔強/強情
6.      天使
7.      突然好像你/突然君のことを思い出す
8.      OAOA
9.      DNA
10.   孫悟空
11.   擁抱/抱きしめてくれ
12.   志明與春嬌/ピーター&マリー
13.   我不願讓你一個人/君を一人にさせたくない
14.   乾杯
15.   星空
16.   OK啦+軋車/OKさ+モーター・ロック
17.   離開地球表面/地球表面から離れる
18.   溫柔/やさしさ
 
アンコール
諾亞方舟/ノアの方舟
戀愛ing/恋愛ing
知足/満足な気持ち
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◆4月17日にはMaydayとflumpoolが初共演するライブイベント「TOKYO FM & JFN present EARTH × HEART LIVE 2013」がNHKホールで開催されます。3月20日10時よりチケット発売開始。お問い合わせはディスクガレージ(050-5533-0888)までどうぞ。
 
 
 

 


 

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