チュウォン主演『グッド・ドクター』KNTV日本初放送記念～記者会見&ファンミーティング～

韓国では「視聴率王子」と呼ばれ、今、最も注目を集める俳優と言われるチュウォンが来日。主演をつとめ、大ヒットしたドラマ『グッド・ドクター』が2月よりKNTVで日本初放送されることになり、1月11日に行われた「チュウォンファンミーティングJOO- WON SWEET SMILE CONCERT～Heal Your Heart～」開演前に記者会見を行いました。

スラリとした長身をブラックのスーツに包み、クールないでたちで登場したチュウォン。人気No.1俳優の貫禄もオーラ―も充分ながら、人懐こい笑顔は変わりません。カメラマンの「チュウォンさん、こっち！」という声に「どっち？」「こっち？」と気さくに応えます。しかし、次第に増える声の多さに思わず「僕、どうしたらいいの？!」。そのかわいいつぶやきに取材陣からも笑いが起き、和やかに会見が始まりました。

Q主演最近作、ドラマ『グッド・ドクター』についてお伺いします。2月からKNTVにて日本初放送になります。この知らせをお聞きになったご感想をお願いします。

気分がいいですね。日本は個人的にもとても好きな国ですし、日本に来るチャンスができるようでよかったなぁと思います。ファンの方にもお会いできるでしょう。『製パン王キム・タック』の時から、日本にくるととても気分がよいのです。本作品は韓国でも『ヒーリングドラマ』と言われていましたので、暖かい気持ちをお伝えしたいと思っていました。

Qチュウォンさんは本作で2013年のKBS演技大賞の最優秀演技賞、ベストカップル賞、ネチズン賞、プロデューサー賞と4冠を獲得されました。今のお気持ちは？

幸せです！賞というもの自体には特別な意味はありませんが、頂くと気分いいですし、撮影で大変だったことも報われたような感じもあります。今回は4つも賞を頂いて、気分良いと同時に、一方ではプレッシャーにもなったようです。賞を頂いた分、これからはもっとがんばって、次回作はもっと上手くならなくてはと思います。幸せですが、プレッシァーにも感じて、そんな2つの気持ちが共存しています。

Q本作の見どころは?

小児外科を描いているので、大手術シーンなどをお見せすることはありません。子供たちとの暖かい愛を描く作品で、僕の演じるシオンの成長過程と、シオンの成長と同時に周囲の人たちも成長していくので成長ドラマ・癒しのドラマになりました。視聴者のみなさんも、ドキドキする手術シーンより人物の感情部分を見たくなるようで、このドラマもそちらを重点的に描く心温まるドラマなので、リラックスしてご覧頂けると良いかと思います。

Q本日のイベントの見どころは？

僕ができることはあまりないのですが、あるもの全てをお見せしたいと思います。でも演技をするわけにはいきませんので、僕が唯一上手くできること、歌を歌って…、ダンスをしようと思います。ファンの皆さんとお話もして…と、そんな時間を考えています。韓国ではこんな機会がありません。今、ミュージカルに出演していますが、歌って踊るのが好きなので、日本で楽しく歌って踊る機会になると思います。昨年６月にもやりましたので、内容は似ていますが、今回もいい思い出になるようにやってみようと思っています。

記者陣が手を伸ばせば届きそうな位置に立って、時折照れたような笑顔を浮かべながら話をしてくれたチュウォン。最後は「ありがとうございました」と日本語で感謝を述べて、去って行きました。

イベントの登場は客席脇の扉からドラマ『グッド・ドクター』OSTからの『僕がもしも』を歌いながら。ファンからの握手攻勢にも優しい笑顔で応えてステージに向かいました。

「皆さま、明けましておめでとうございます！」思いがけない日本語での挨拶に、客席からは嬉しいどよめきが起こります。そのどよめく客席を嬉しそうに見渡して「今年もどうぞよろしくお願いします！お元気ですか？」と話を続けました。

2月からKNTVで放送開始となるドラマ『グッド・ドクター』は、月・火ドラマで視聴率1位を獲得した話題作。サヴァン症候群で自閉症でもあるという難しい役を熱演し、年末には演技賞など4部門を受賞した話題を振られると、チュウォンは照れながらも自信をのぞかせます。「演じながら、自分も癒されました」との言葉に、日本放送への期待が益々高まりました。

昨年のファンミーティングに来てくれた人を探すために、また罰ゲームとしてスキップして客席をまわるときには、多くのファンの出来るだけ近くへと考えたのでしょう、客席中を予想以上に長時間駆け回ったので、ファンも大興奮。チュウォンのファンへの想いも感じました。

またトークの合間には、頬をふくらませたり、少しほめられるとガッツポーズを見せたり、歩くときにはわざとポーズを決めて笑いを誘ったりと飾らない姿を披露。ミュージカル『GOST』の『Unchained Melody』を舞台同様にギター演奏しつつ披露した場面では、役柄でなくチュウォン本人のまま演奏したせいでしょうか、照れてしまって、いつものミュージカルの舞台に比べるとおふざけはグッと控えめ。それでも愛嬌溢れるステージに拍手喝采となっていました。

イム・ユンホ

『７級公務員』で共演した同じ事務所の後輩イム・ユンホがゲストで登場した後、後半はいよいよライブステージです。『グッド・ドクター』から『消毒薬』、「前回大いに盛り上がったから」と客席をスタンドアップさせての『I Believe』、『７級～』から『君に続く道』を一気に歌います。そしてレッスンの様子を映像で見せた後、ダンサーを従えてJ.Y.Parkの『HONEY』、EXILEの『Choo Choo Train』を披露しました。

ブラックスーツにサングラス姿はチュウォンの透き通るように白い肌とスマートなスタイルを際立出せ、まるで欧米のダンスシンガーのライブ会場に紛れ込んだよう。ところが歌い終わったチュウォンは、「疲れた」ならぬ「チカレタ、チカレタ…」を可愛く連発。そのカッコよさとかわいさの落差に、ファンのハートはまたまた胸キュンしたに違いありません。