パク・ユチョン ドラマ『3days(原題)』オフィシャルインタビュー

KNTVで8月9日から絶賛日本初放送中の『3days(原題)』の主演パク・ユチョンさんのオフィシャルインタビューが届きましたのでお届けします。

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~『3days(原題)』でハン・テギョンという役を演じましたが、どんな役だったのか教えてください

パク・ユチョン:ハン・テギョンは大統領をすぐそばで守る警護官で、いつも誰かを守らなければならない、自分よりも相手を優先する人物です。そのなかで、いろいろな葛藤や問題が起こり、自分の中でも混乱していきます。そんな葛藤を乗り越えていく過程を描いた物語とも言えます。

~シナリオを読んですぐに出演したいと思ったほど、このドラマに対する関心が高かったそうですが、どんな点に惹かれたのですか?

パク・ユチョン:シナリオが面白く、ハン・テギョンというキャラクターもすごく魅力的でした。警護官というのは、世界中で皆によく知られた職業ですが、実は深く知られてはいないと思うので、実際の警護官の生活や姿をお見せしたいという気持ちもありました。堅くて実直な人だけど、やわらかい感情を持っているというのも、すごく魅力的でした。

~大統領役のソン・ヒョンジュさんや警護室長役のチャン・ヒョンソンさん、ユン・ジェムンさんなど、年が離れた先輩も多く、大変なこともあったかと思いますが、一緒に仕事をしてみていかがでしたか?

パク・ユチョン:やはり大先輩なので、すごく緊張しました。でも、チャン・ヒョンソン先輩は、『スーパーマンが帰ってきた』というバラエティ番組でよく見ていたので、むしろリラックスすることができました。会話もリードしてくれたし、楽しく撮影できました。ソン・ヒョンジュ先輩はオーラがある方なのですが、撮影現場ではスタッフを気遣い、上手にリードする能力が際だっている方だと思います。義務感でやっているのではなく、身についているのだと感じました。いつもスタッフや俳優など周りを気遣っていました。初めての台本読み合わせを終えて飲み会に出かけたとき、普通の俳優だったら「俳優たちが同じ車に乗って行こう」というのですが、ソン・ヒョンジュ先輩は、「スタッフは皆俺の車に乗ってくれ」と。最初の頃から、そのように気遣う姿を見て、「他の人とは違うな」と思いました。不思議だったのは、演技をしている時のまなざしには、「こんなことを表現している」とはっきり表れるものと、そうでないものがあるのですが、ソン・ヒョンジュ先輩の場合は、その2つだけではないんです。ソン・ヒョンジュ先輩と目を合わせて演技をすると、「こんなことを演技している」と目で表すのではなく、僕がいつのまにかそのまなざしに引き込まれていくような感覚になります。撮影しながらドキドキしました。言葉に表せない感覚ですね。目でそこまで表現できるというのは、演技に真心が込められていたからだと思います。僕もいつか先輩のようなまなざしを持つことができればいいな、と願っています。

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~アクションシーンはどのように準備しましたか?

パク・ユチョン:死ぬかと思いましたね(笑)。撮影が始まる前に、映画の撮影の合間を縫ってアクションスクールに通い、警護官の精神や姿勢についても学びました。アクションをきちんと演じたのは、今回が初めてです。学んでいるときは、アクションが大変だとは全然思いませんでした。「こんな動きがあるから、こうしたほうがいい」とそんな風に思っていたのですが、実際に撮影してみたら、『マッハ!』(2003年に制作されたタイの映画)はすごいな(笑)、本当に難しいなと。アクションシーンでは感情を込めるのが難しいんです。精神的に疲れても体力があればどうにかなるのですが、アクションをやると、精神力と体力がどちらも疲弊してしまうことがあるのです。その壁にぶち当たると、瞬間的に出そうとしている感情も表せなくなり、身体も疲れてしまう。そんなところが大変でした。でも、楽しかった。やっている時は楽しくありません(笑)。なぜなら、皆さんご存じだと思いますが、一回で終わるものではありません。様々な角度で撮り、2ショット、フルショットなどいろいろ撮影するので、体力的にとても消耗するんです。本当に、燃費がすごく悪い車に乗ったような気分でした(笑)。でも、結論を言えば、楽しかった。つらいけど、なぜ多くの俳優がアクションをやりたがるのかを少しだけ理解するきっかけとなりました。

~撮影中に肩を負傷されたと伺いましたが、汽車の中で10対1のシーンや、チャン・ヒョンソンさんとの格闘、エレベーターでの闘いのシーンなどの時も痛みはあったのですか?

パク・ユチョン:はい、ずっと痛かったです。汽車のシーンは、まだ怪我をする前だったので大丈夫でした。アクションシーンだけを6~7時間撮ったのですが、撮影は夜でした。3時に現場入りして、まず型稽古をし、6時から撮影を始めて、12時過ぎに終え、残りは次の日にやるというスケジュールでした。でも、僕にはノウハウがありません。力を入れずに体力を維持する方法が分からないので、最初から最後までがむしゃらに力を入れてしまったので、あとで本当に疲れてへとへとになりました。撮影後に編集したものを見たら、「努力した意味のあるシーンだった」と思いました。良かったという思いが強くこみ上げてきました。その電車でのアクションシーンが、最後までやり遂げる原動力になったのだと思います。体力的には大変でしたが、仕上がったものに対する満足感がありました。アクションというのは、中途半端に見えると、撮った意味がありません。欲を出してやりました。

~撮影現場での先輩俳優たちとのエピソードを教えてください。

パク・ユチョン:いろいろ記憶に残っているシーンがあります。序盤でチャン・ヒョンソン先輩がソ・イヒョンさんをしゃがんだ姿勢で発見するシーンがありますよね。そのシーンの姿勢をマネしながら、先輩に挨拶しました。撮影が終わったあと、しゃがみながらチャン・ヒョンソン先輩の声のトーンで、「先輩さようなら」と(笑)。そんなことも面白かったですね。お酒を飲む時間はあまりありませんでした。なぜなら、スケジュールの都合で、時間が取れそうな気がしながらも、なかなか叶わなかったのです。いつも誰かの都合が合わなかったので。あと記憶に残っているのは、撮影の途中でソ・イヒョンさんの結婚が発表されたことです(笑)。面白かったですね。監督や俳優みんなでお祝いし、いろいろ話をしました。祝福すべき、うれしい出来事です。からかったりもしました。そんなことも楽しかったです。また劇中で、チャン・ヒョンソン先輩は、回想シーンでたびたび登場しますよね。それが好きだったので、「回想シーンをたくさん作って、何回も出てくださいね」と。ドラマの中で、チャン・ヒョンソン先輩と僕が焼酎を飲む場面があります。このシーンは、実は最初のシナリオにはありませんでした。ある人が、こんなシーンがあったらいいと言ったために追加されたのですが、急に付け加えられた場面であるにもかかわらず、チャン・ヒョンソン先輩はいろいろ考えて役作りをしてきたんです。僕は、先輩が作り上げてきた演技に身を任せました。そんな空間を先輩が作ってきてくださったのです。すごくうれしかったですね。楽しいエピソードが多かったですが、トラブルもありました。アクションの練習をしているときに、実際に殴ってしまったり。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。人生の中で、人を殴る機会は、普通はほとんどないですよね。アクションをする人は、殴られても痛がらないのです。僕が「ごめんなさい、大丈夫ですか」と何度聞いても、「大丈夫です」としか言わないんです。
楽しく撮影し、男同士の物語なので、男らしく行動していました。その中で、女性キャラクターのソ・イヒョンさんやパク・ハソンさんは、女性らしさを出すよりも男性の中で強くなっていきました(笑)。だんだん鍛えられていったんです。パク・ハソンさんもアクションをやってのけていました。

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~パク・ユチョンさんにとっての名場面を教えてください。

パク・ユチョン:僕の演技ではないのですが、先輩警護官役のユンジェを演じたキム・ミンジェ兄さんは、とても演技力がありますよね。怒鳴るのがすごく上手なんです(笑)序盤に大統領が市場で暴漢に襲われるシーンで、僕が携帯電話を手にしたとき、僕の右横で「こんな時に携帯を気にするとは、頭がおかしいのか」と。人がたくさんいる中でミンジェ兄さんがそのセリフをいった瞬間、僕には誰も見えなくなり、感情がこみ上げてきたのです。もともとは、涙を流すシーンではありませんでした。でも、ミンジェ兄さんのおかげで、感情がぐっと高まり、何十人も群衆がいたのに、誰も見えなくなったんです。名場面と言えるかどうかわかりませんが、個人的にはそのシーンについて、よく覚えています。

~今後挑戦してみたいジャンルやキャラクターはありますか?

パク・ユチョン:特殊効果を使う作品をまたやってみたいですね。僕自身は、体力的につらい作品をまたやってみたいと思う気持ちもあります。アクションや劇的なシチュエーションの作品をやりたいと思うのですが、周りの人たちは、ラブストーリーをやったらどうか、と(笑)恋愛ドラマもいいですよね。やりたいと話したこともあります。久しぶりに前作の『会いたい』のような作品をやれば、前よりもうまく演じることができると思います。胸に迫る愛の物語をもう一度やれば、もっと上手にできるのではないかと、そんな気持ちも持っています。

~ドラマを撮り終えて、役から抜けるのは大変でしたか?

パク・ユチョン:僕は、すぐに抜け出せました。精神的にはキレイさっぱり抜け出せたのですが、身体が覚えているんです。怪我をした肩が痛いから(笑)。人によって違いがあると思いますが、僕の場合は、なかなか抜け出せない役と、すぐに抜け出せる役があります。それはその作品にどれだけ入り込んだかは関係ないと思います。『3days』はみんな笑顔で、本当に楽しく撮影しました。夜中に山に入り、寒くて死にそうななかで走ったり、犬がたくさんやってきて、スタッフがお菓子をあげたり(笑)。そんな些細なことが、撮影の癒やしになりました。無理をすることなく、簡単に役から抜け出すことができ、むしろ楽しい思い出として残るドラマになったと思います。

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~テギョンは自分を犠牲にしてでも大統領を守ろうとしますが、パク・ユチョンさん自身が自分を犠牲にしてでも守りたい人はいますか?

パク・ユチョン:たくさんいますよ。現実社会でも、自分の命を投げ出しても誰かを守りたいという人は、多いと思いますが、そうすることは難しいですよね。また、実際には、そのような機会が与えられることもあまりありません。だけど、誰かを守りたいという人は多いと思います。どれくらい親しいかは関係なく、大切な人というのは存在し、また、大切な人がいるということ自体が財産です。でも、テギョンのように命を犠牲にして守るような状況にならないようにするのが、一番重要ですね(笑)。

~日本でJYJのアルバムリリースとライブが予定されていますが、俳優としての活動は、アーティストとしての活動にどのようなプラスの効果を与えていますか?

パク・ユチョン:3人それぞれがソロ活動を一生懸命やっていますが、全員が一緒になったときにシナジー効果があるかどうかは、僕にはよく分かりません。そういうことはあまり話題に出しませんし、話す必要もないと思います。ただ、久しぶりに会えるのがうれしく、楽しい。ずっと歌手としての活動を続けてきたのですが、久しぶりにやると、すごくワクワクします。何でも3人一緒にやるのは、とても楽しいんです。そのこと自体をとてもうれしく感じます。僕自身も、今回のアルバムでの活動をすごく楽しみにしています。

~今後の活動予定を教えてください。

パク・ユチョン:まずは映画『海霧(原題)』が公開になるので、宣伝のためにいろいろなところに行きます。それからコンサートの準備をして、ライブをすると思います。今回のアルバムは、本当に一生懸命やって、いいものを作りたいという気持ちがありました。この次にアルバムを出すのは、いつになるか分からないし、出すとしても2~3年後になるので、今回のアルバムは強い愛着を持っています。まずは、アルバム活動を楽しくやろうというのが一番の目標です。

~ドラマ『3days(原題)』の見どころを教えてください。

パク・ユチョン:『3days』では、これまで僕がやってこなかったアクションなど、目で見る楽しみがあり、感情的にも皆さんの興味を引くストーリーです。リラックスして楽しむというよりも、見ている間ずっと胸が熱くなり、好奇心が刺激され、どんでん返しもある。そんな大統領の警護官の物語です。きっと皆さんにも気に入っていただけると思いますし、そうなればいいと願っています。一生懸命撮影したので、応援してください。『3days』をご覧になったあとで、またお会いしましょう。ありがとうございます。

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◆『3days(原題)』
KNTVにて8月9日(土)より日本初放送中!
毎週(土)午後10時~11時15分ほか

◆『3days(原題)』KNTV日本初放送記念
パク・ユチョン直筆サイン入りポラロイドや色紙を抽選でプレゼント!
詳しくはKNTV HPへ(http://www.kntv.co.jp/

★JYJジャパンオフィシャルファンクラブhttp://www.jyjjapan.jp/
 

 

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