「三国志」で来日! ピーター・ホー&チェン・ハオ特写インタビュー

総製作費25億円、主要キャスト300人、15万人のエキストラと馬1万頭を駆使して完成したドラマ『三国志』。中国では放送開始前から大きな注目を浴び、オンエアされた95話がすべて視聴率1位を獲得するなど、話題を独占した『三国志』シリーズの日本版DVDが10月27日よりレンタル開始となることを記念し、ドラマの導入部分で主要キャストを演じたピーター・ホーとチェン・ハオが来日、都内某所で『三国志』にかける熱い思いを聞いてきました。ドラマの中でも恋人役を演じたお2人ですが、インタビュー中も時おり目と目で合図するなど、久しぶりの再会にもかかわらず抜群のコンビネーションを見せてくれました。

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――ピーターさん演じる呂布は槍の使い手で、勇猛果敢な武将として有名な人物ですね。
 
ピーター・ホー 「それが、このドラマの中の呂布は、一味違うんです。ほかの英雄たちは、自分の出世や国のために戦う男、今風に言うと、大企業のトップ、CEOという感じで、事業に成功してお金はあるけど、彼女や奥さんと一緒にいる時間が少ない。わかりやすく言うと、グッチやルイ・ヴィトンは買ってくれても、一緒にショッピングには行きたがらない、愛のない仕事人間的な描き方をされているんですが、呂布だけは仕事より恋人を大切にし、格闘家のように勇敢で、守られているという安心感を女性に与えます。時には彼女と一緒にカラオケに行ったり、ショーを観に行ったりするタイプの男性で、愛に生きる魅力的な人物なんです」
 
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チェン・ハオ 「自分の富や名誉、地位のために戦う、強い武将という、これまでの三国志の呂布のイメージが大きく変わって、愛する貂蝉のために戦ってくれて、ポイントアップです(笑)。女性にとっては、まさに夢に描く理想の男性ではないでしょうか!」
 
――貂蝉も、これまでと違った描かれ方をしていますか?
 
チェン・ハオ 「はい。貂蝉という人物は、原作の小説『三国志縁起』では登場シーンが少ないんです。もともと『三国志縁起』は70%が史実、30%はフィクションと言われていますが、貂蝉はフィクションの部分なんです。想像上の人物なので、自由に創造できる範囲が広い。今回のドラマでは単なる美人というだけではなく、苦労に満ちた生い立ちが明かされ、賢く勇敢で善良な性格とともに、自分を犠牲にしてでも国のために戦う女性として、魅力的に描かれています。中国では昔から、英雄は美女の難関を越えられない(英雄は美女に弱い)という言い方があるんですが、美女もまた英雄には弱いものなんですよね。呂布との恋模様が複雑に絡み合い、新たな貂蝉像を作れたと思っています」
 
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――役作りで苦労した点は?
 
チェン・ハオ 「貂蝉に関する記述がほとんどないので、役作りの手がかりがつかめず、想像するしかなかったことです。その点では、たくさん史料が残っている呂布役のピーターさんが羨ましかったですね(笑)」
 
ピーター・ホー 「僕は逆にそれが大変でした。大陸のドラマ撮影に参加するようになって10年になるので、もうすっかり慣れましたし、時代劇の経験もあるんですが、これまで演じてきたのは、武狭ドラマのヒーローで、ワイヤーアクションで空を飛びまわったり、アニメのように悪者を次々退治しちゃうような現実離れしたものだったんです。でも、今回は歴史上の人物なので、リアリティーを持たせなくちゃと思って……」
 
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――三国志には多くのキャラクターが登場しますが、いちばん好きな人物は?
 
ピーター・ホー 「やっぱり呂布ですね。僕もいつか、彼みたいに自分の時間のすべてを費やし、全身全霊で人を愛してみたい! でも、今は無理ですねぇ(苦笑)。もう少し努力しなくては。呂布は馬に乗って颯爽と走り回りますが、中国語で「宝馬」というのは、BMWのことなんですよ。だから、僕まず、BMWを買うところから始めないと(笑)」
 
チェン・ハオ 「もちろん呂布です! 今回ピーターが見事に演じた呂布は、筋肉隆々、情に厚く、女性に優しいパーフェクトな男性。もし私がここで、いちばん好きな人物に呂布を選ばなかったら、女性のみなさんから、チェン・ハオってどこか問題があるんじゃないの?と言われちゃいますよ(笑)」
 
――数年後また『三国志』に出演するとしたら、今度は誰を演じてみたいですか?
 
チェン・ハオ 「貂蝉以外の役をやりたいとは思いません。このドラマの女性の登場人物の中で、最も魅力的で重要な役でしたから。それに、ほかの女性は史実に忠実に描かれていて、自由に表現する余地が限られているというのもありますね」
 
ピーター・ホー 「(チェン・ハオに向かって)そうだね。もしまた『三国志』を撮るなら、次も一緒に呂布と貂蝉をやろう!」
 
 
――共演前に抱いていたイメージと実際のピーターは印象が違いましたか?
 
チェン・ハオ 「もちろん前から、ステキでカッコいい男性だということは知ってたんですが、共演してみて、とてもまじめな役者さんでもあるとわかりました。特別に、ピーターをヒミツをお話しちゃいますが、ある日、監督が現場で突然、セリフを修正するとおっしゃったんです。すると、ピーターはとても緊張した様子で、準備をする時間がほしいので、今度からセリフに変更がある場合は事前に教えてください、と言ったんです。現場でセリフが変わるのは日常茶飯事なので、ちょっと不思議に思ったんですが、後で理由がわかりました。ピーターは撮影の3日前に、自分のセリフをすべて暗記していたんです。英語が母国語で育った人なので、陰でそういう努力をしている人なんだと知って驚くと同時に、真摯に仕事に取り組む人だと感動しました」
 
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――美しいチェン・ハオさんと共演してみて、いかがでしたか?
 
ピーター・ホー 「もし次また、ご一緒する機会があったら、撮影前に韓国に行って、目を大きくする整形手術を受けなくちゃと思ってるんです(笑)。目は心の窓、などと言いますが、彼女と同じ画面に写っているときに比べると、僕の3倍目がパッチリしてるんですよ! みんな彼女の目に惹きつけられて、誰も僕を見てくれない(苦笑)。 チェン・ハオさんとのツーショット写真を見た人には、ピーターは眠そうな目をしてるって言われちゃうんだけど、僕は必死に目を見開いてるんです! どんなに頑張っても、彼女の目の1/3しかないのが悔しくて(笑)」
 
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チェン・ハオ 「お願いだから整形はしないで~(笑)。今、アジアでは一重まぶたがトレンドなんですよ。目を大きくしちゃったら、監督はもうピーターを呂布にキャスティングしてくれなくなっちゃう(笑)」
 
ピーター・ホー 「でも、想像してみて! 整形して目がぱっちりしたら、きっと目を引くはず(笑)」
 
チェン・ハオ 「それは、カッコよくなったからじゃなくて、変だから話題になっちゃうだけ。絶対やめてね(笑)」
 
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最後は、ピーターとチェン・ハオの息の合った掛け合いで、笑いの絶えない取材になりました。インタビューに続き、動画でメッセージをいただきましたので、美男美女の2人が並んで話をしている様子をご覧ください。
 
ピーター・ホー 「みなさん、こんにちは! ピーター・ホーです。僕がドラマの中で演じているのは呂布です」
チェン・ハオ 「みなさん、こんにちは! 私は『三国志』の中で貂蝉を演じています」
ピーター・ホー 「このドラマは大勢の人たちが1年の歳月をかけて撮影しました(※総制作期間は6年)。ぜひ、ご覧ください」
チェン・ハオ 「観ていただければ、絶対に後悔はさせません! どうかみなさん、応援よろしくお願いします」
 
IMG_1725s.jpg取材後、「三国志」のパンフレットとツーショットのチェキにサインをいただきました。ご希望のかたは、以下のフォームからご応募ください。応募締め切りは9月20日、抽選結果はスタッフブログで発表させていただくとともに、当選した方にはメールでお名前、ご住所等をお聞きいたします。たくさんのご応募、お待ちしております。
 
 
応募期間は終了しました。
たくさんのご応募、ありがとうございました。
抽選結果はコチラでご確認ください。
 

 

アジアンハナでは、8月30日に行われた舞台挨拶の模様も取材させていただきました。コチラからどうぞ!
 
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◆ドラマ「三国志」DVD情報                                              
各巻2話収録/全95話/全48巻
 
≪前篇≫
レンタル
・10月27日 -群雄割拠- 1~9巻
・11月10日 -中原逐鹿- 10~16巻
・11月26日 -赤壁大戦- 17~21巻
前篇DVD-BOXは12月リリース予定
 
≪後篇≫
2011年陽春レンタル/セル リリース予定 22~28巻(完結)
 
発売元:エスピーオー/ワコー
公式WEBサイト www.sangokushi-tv.com
© 中国伝媒大学電視制作中心、中国東方恒和影視文化有限公司
 
 
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