イ・ホンギ(FTISLAND)映画『フェニックス~約束の歌~』記者会見

アジア全域で大人気のバンドFTISLANDのボーカル、大ブレークしたドラマ『美男ですね』ではジェルミ役で人気を博したイ・ホンギが、自身初主演で初映画となる『フェニックス~約束の歌~』のプロモーションのため来日。5月15日、東京・スペースFS汐留で開催された記者会見に登壇しました。

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Q映画俳優としての来日は初めてですね。初主演おめでとうございます。
楽しいですね。よろしくお願いします。カムサムニダ。ありがとうございます。
 
Q映画初主演作にこの映画を選んだ理由は?
台本を初めて見たときに、ホスピスの存在を初めて知り、興味を持ちました。ただ、果たしてうまく演じることができるか心配もたくさんありました。なので、自分がこの役をやるべきかどうか、すごく悩みました。でも、この作品をたくさんの方に観ていただき、たくさんのことを感じていただきたいし、結果はどうあれ、この作品は僕の人生に良い影響や意味があると思い、出演を決めました。
 
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Q泣けて、笑えて温かい気持ちになれる映画でしたね。ご自身が作詞作曲した日本版エンディング曲『オレンジ色の空』はどんな思いで作りましたか?
ありがとうございます。実はこの曲は作ってから少し時間が経っています。アルバムに入れる予定で、冬頃に発表しようと準備していました。なので、タイトルは『オレンジ色の空』ではなかったんです。テーマ曲は別のものがあったのですが、僕が少し気に入らなくて、「僕の歌を使ってください。この映画に合うと思います」と提案して決まりました。タイトルも歌詞も映画のテーマに合わせて変えることになりました。
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Qこの映画に出演して得た、良い影響とは何ですか?
後悔しない生き方をしよう思うようになりました。そして、心から願っていることは何なのか?今している仕事を好きでやっているのだろうか? と振り返るきっかけになりました。それと同時に家族や周りの人たちの大切さにも気づきました。
 
Qオフィシャルインタビューでは普段もテンションが高いと言っていましたね。最近ハイテンションになったエピソードは?
たくさんありますよ(笑)。少し前にメンバーとパーティーを開いた後、5人で一緒にクラブに行って思いっきり遊びました。それから曲作りのため、いろんな機材を購入しました。機材をいじるのは本当に楽しいです。また、完璧になるまで練習しなければならないので、ずっと練習を続けています。その瞬間も、気分がいいですね。それと最近、家族と暮らし始め、家を買ったんです!なので、また気分が良くなりました。あとゲームもやるのですが、とても難しいレベルに上がるための試験にパスして勝つことができ、今レベルがとても高くなっています。
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Qお話を聞いていると、休む暇がないですね?
そうなんです。最近デブになっちゃったから(笑)、痩せるために1年ぶりにジムに通ったりもしているし。結構痩せたでしょう? それから作曲のための部屋にパソコンが3台あり、作曲、ピアノの練習、英語の勉強をして、飽きたら隣のパソコンでゲームやって、お腹が空いたら、「お母さん!」と呼んで、ごはんを食べて、友だちから電話かかかってきたら遊びに行って、また、ほかの友だちから連絡が来たら会いに行って、音楽とか女の子の話とかして・・・そういう生活です。楽しいです(笑)。でも最近はツアーの練習が始まったので頭痛いです。
 
Qもし家族が、余命数ヶ月と言われたら何をしてあげたいですか?
もし、僕の両親がそういう状況になったら、まず治療を受けたいかどうかを聞いて、両親の望み通りのことをしてあげたいと思います。この作品を撮って思ったのですが、そういう状況になった場合は、強要するよりも本人の意思が大切。そして、治る可能性がどれだけあるかによって治療するかどうかも決まっていくと思うんです。もし本当に可能性がないなら、やりたいことをやらせてあげたい。もし自分自身に何か過ちがあったとしたら、その過ちを反省して、お見送りしたいと思います。
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Qもしホンギさんが余命数ヶ月と言われたら何をしますか?
僕はホスピスには行かず、今まで本当にやりたかったけれども時間がなくてできなかったことをすると思います。死ぬまでに絶対これはやろうと思っていたことをやってから死にたいです。
 
Qやりたいけど時間がなくてやれないこととは何ですか?
世界一周とか銀行強盗とか、絶対にできそうにないことですね(笑)。あとは買いたいと思っていたものを、たくさん買いたいです。ただ残すべきものは、ちゃんとしっかりと残しておきたい。それ以外には食べたいものを全部食べたいです。世界中の料理も食べてみたい。僕は食べるのが大好きなんです。ヨーロッパに行ったときは食べ物で少し苦労したこともありましたが、それでもやはり世界の有名と言われている食べものはたくさん食べてみたいです。あとは、いろんな女性に会いたいですね(笑)。
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Q劇中で患者さんを励ますためにユ・ジェハさんの歌を歌っていますが、ご自身が誰かを励ましたいときには何を歌いますか?FTISLANDの曲では?
ユ・ジェハ先輩の歌もいいですが、それ以外にも良い歌がたくさんありすぎて・・・。たとえば『少しだけさようなら』というM.C the Maxさんの歌。(アカペラで少しだけ歌い)もしかしたら原曲はX-Japanの歌かもしれないです(*X-JAPANの「tears」のカバー曲)僕たちの曲は別れの歌が多いので、探すのは難しそうですね。
 
Q俳優と歌手、どちらをやっている時が楽しいですか?
僕は子どもの時から演技がしたいと思っていて、『美男ですね』が終わる頃までは演技に対する欲が70%、歌が30%ぐらいでした。でも、その後なかなか演技をする機会がなくて・・・。音楽活動のほうを一生懸命やってみたところ、音楽に対する欲もどんどん出てきました。それと同時に演技に対する欲が少し下がっていったのですが・・・。ということで最近までは歌が70%になっていましたが、50対50になるのが僕の夢です。そのために努力をしています。
 
hongiIMG_4722.jpg Q共演者とのエピソードを教えてください。
マ・ドンソク先輩は本当に性格が面白い方なので、撮影のたびに楽しかったですね。そして僕とドンソク先輩は現場でご飯の時間になると、匂いでその日のおかずを当てていました。僕は鼻がいいので、だいたい当たりました(笑)。イム・ウォニ先輩は、現場では本当に集中力が素晴らしく、役になりきるのですが、やはりとても面白い方です。クランクイン前の会食の席では、先輩たちに近づいていくのが難しい感じだったのですが、ウォニ先輩が声をかけてくれました。そして自分を近所のお兄さんだと思って気楽に接していいよと言ってくれたので、いいお兄さんだと思って感謝をしたのですが、最後に一言、罵倒する言葉を使ったので、その場が和みました。韓国では最後にそういう一言を付け加えることによって親しくなろうということがよくあるんです。
 
Q今回の映画について、FTISLANDのメンバーの反応は?
メンバーは何も言ってくれなかったんです。なんか全然興味ないヤツらでした(笑)。
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Q役作りで苦労されたことは?
もともとチュンイというキャラクターは、普段の僕と似ているところがたくさんあります。ただ彼はホスピスで起きた出来事を通して少しずつ大人になっていきますが、実際の僕はホスピスのことを少しも知りませんでした。監督に「実際にホスピスに行っていろんなことを経験したいので、ほかの俳優さんが行くときに一緒に連れて行ってください」とお願いしたのですが、監督は「いや、来ないでくれ」と・・・。「ほかの俳優さんたちがホスピスで経験してそれを演技で見せてくれるから、君はそれを感じて演技をして欲しい」ということでした。最初は不安でしたが、やってみると演じることができました。
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Q印象に残っていることは?
ホスピスの中で死を間近にした方が手紙を書いていたのですが、実際に書かれた手紙の内容をセリフに取り入れている部分が本当に多いのです。例えば幼い男の子の母親のセリフは、ほぼ100%実際に書かれた手紙の内容でした。監督から「セリフをやり取りする時は、感じたまま受け止めて、感じたまま返してくれ」と言われたのですが、演技をしながら本当にいろんなことを感じました。
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Q最後に、これから映画を観る日本のみなさんにメッセージをお願いします。
この『フェニックス~約束の歌~』は僕が初めて主役を務めた映画。心温まる内容で、自分の人生についてふり返るきっかけになる良い作品だと思います。笑いのツボも入っていますので、たくさんの方に観て、癒されていただきたいと思います。ぜひ期待していてください。それからもう1つ。6月15日からFTISLANDのアリーナツアーが始まり、8月にはSUMMER SONICに出演することも決まっていますので、期待していてください。

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人生のきらめきを、日々の愛おしさを、歌が繋いでいく。
イ・ホンギ(FTISLAND)初主演映画
『フェニックス~約束の歌~』6月7日(金)より全国公開!

爽やかなビジュアルと抜群の音楽性で絶大な人気を誇るK-POPロックバンドFTISLANDのボーカル、イ・ホンギ初主演映画『フェニックス~約束の歌~』(原題뜨거운 안녕)の日本公開が、6月7日(金)に決定した。
 
武道館のライブチケットも即売する人気と実力を兼ね備えたFTISLANDは、アイドル志向の強いK-POPとは一線を画し歌と演奏に重きをおいた5人組バンド。人気の中心にいるメインボーカルのイ・ホンギは、日本でも大ヒットした韓国ドラマ「美男(イケメン)ですね」、市川由衣の相手役をつとめた日本のTVドラマ「マッスルガール!」(毎日放送/TBS)などにも出演し、俳優としても高い実力と人気を誇っている。そのイ・ホンギが初主演映画に選んだのが、爽やかな感動を呼ぶ本作『フェニックス~約束の歌~』だ。
 
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人気絶頂で気ままに暮らすアイドルのチュンイは、わがままが高じて喧嘩沙汰を起こし、ホスピスでの社会奉仕活動を言い渡される。そこで出会ったのは、一癖も二癖もある患者たち。奉仕活動を早く終わらせる目的で、彼らとバンド“フェニックス”を組むことになったチュンイだったが・・・。
 
誰もが経験する“死”を前にして、残していく者と残されていく者それぞれの交錯する思いを爽やかに描き、限りある命の中で精一杯生きることの喜びと大切さを教えてくれる感動作の誕生だ。
 
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イ・ホンギが演じるのは、自身と同じトップスターのチュンイ。わがままで奔放なスターの顔の裏側で、繊細で傷つきやすい心をもった青年を、時にはコミカルな演技も交えてナチュラルに演じている。さらに韓国映画界を代表するマ・ドンソク(『グッド・バッド・ウィアード』『痛み』)、イム・ウォニ(『シルミド/SILMIDO』『私は王である!』)、ペク・ジニ(『キッチン~3人のレシピ~』『アコースティック』)、シム・イヨン(『熱血男児』『カメリア』)など豪華な演技派俳優たちが共演。監督は、BIGBANGが誕生するまでをとらえたドキュメンタリー「BIGBANG The Beginning」などを手掛け“視聴率メーカー”と異名をとるナム・テクス、本作が映画初監督となる。
 
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 【ストーリー】
トップアイドルとして日々を気ままに過ごすチュンイ(イ・ホンギ)は、些細なことで暴力事件をおこし、社会奉仕活動として末期癌患者のホスピスに行かされる。そこで出会ったのは一癖も二癖もある人間ばかり。社会奉仕にもおざなりなチュンイの監視役で口うるさいアンナ(ペク・ジニ)、腕の刺青をちらつかせては煙草をねだるムソン(マ・ドンソク)、病院を抜け出して酒場に行くボンシク(イム・ウォニ)に、なんでもかんでも激写する女の子ハウン(チョン・ミンソ)。病人とは思えないその振る舞いにあきれるチュンイだが、奉仕活動を早く終わらせるため彼らのバンド“フェニックス”の面倒をみることに。腕前は素人なのに文句の多いメンバーにチュンイは苛立つが、彼らの本当の思いを知った時、チュンイの中で何かが変わっていく。 
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映画『フェニックス~約束の歌~』6月7日(金)TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国公開
2013年/韓国/100分/原題:뜨거운 안녕 
監督:ナム・テクス
キャスト:イ・ホンギ(FTISLAND)、マ・ドンソク、イム・ウォニ、ペク・ジニ
 
配給:東宝東和 / 配給協力:東宝映像事業部
提供:KJ-net / 宣伝協力:ブレイントラスト 
(C)KJ-net
 
日本版エンディングソング:「オレンジ色の空」FTISLAND(アルバム「RATED-FT」収録 発売元:WARNER MUSIC JAPAN) 

映画公式サイトhttp://www.phoenix-band.jp

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