ヴィック・チョウ、ウーズン、イーキン・チェン他「楊家将~烈士七兄弟の伝説~」12月14日よりシネマート六本木にてロードショー 他全国順次公開!

香港国際映画祭 イタリア ウディーネ極東映画祭 正式出品作品
「楊家将」
~烈士七兄弟の伝説~
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 © 2013 Pegasus Motion Pictures (Hong Kong) Ltd. All Rights Reserved.


忠・孝・仁・義
父から子へ受け継がれる熱き魂
宋王朝の時代。皇帝を守る忠臣で楊一族の家長・楊業(ようぎょう)は北から侵攻してきた遼を討つため、先陣を任される。敵国の指揮官は、かつて楊業が打ち破った将軍の息子・耶(や)律(りつ)原(げん)。宋の指揮官は楊業を逆恨みする潘(はん)仁(じん)美(び)。戦乱を勝ち抜いてきた名将の楊業にも不吉な影が落ちていた。出陣した楊業率いる先鋒隊は、敵の奇襲と味方の裏切りで多くの兵を失い、ついには楊業が毒矢で負傷し窮地に追い込まれる。そのことを知った楊業の七人の息子たちは、何があっても父を連れ帰ると母に誓い、圧倒的に不利な戦場へと赴く。「七子行き 六子戻る」という御託宣(ごたくせん)を受けていた母だったが、息子たちの決意を止めることはできなかった。七人の息子は父と合流するも、それを待っていたかのような襲撃にあう。瀕死の父を背負い、息子たちは命がけで母のもとを目指すが…。 

「三国志」と並び称される
偉大な歴史小説「楊家将」を驚愕のアクションを用いて、完璧に映画化!
中国で「三国志」を凌ぐ歴史小説として絶大な人気を誇る「楊家将」は、宋の建国期に敵国・遼を相手に勇猛果敢に戦い、宋に一筋の光明を与えてきた将軍・楊業率いる楊一族の物語だ。宋の天下統一前、楊家は小国に仕えていたが宋に降ったため、味方にさえ恨みを持つものがいた。そんな軋轢に苦しみながらも、宋のため、皇帝のため、命を惜しまず戦った楊業と七人の息子たちの英雄伝説は中国全土で長く敬愛されている。

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ハリウッドでスマッシュヒットを連発する『SPIRIT』のロニー・ユーが
中国史で最も有名な父と子の壮絶な宿命を圧巻のスケールで描く
監督は『フレディVSジェイソン』『SPIRIT スピリット』など、ハリウッドで成功を収めたアジアの鬼才、ロニー・ユー。「楊家将」の父と子の情愛、そして義を尽くす男の生き様に魅了されたロニー・ユーは、リアルで重厚なバトルシーンを生み出すことに定評のある名アクション監督トン・ワイと共に、史実を核としながら七兄弟の苛烈な死闘を圧倒的な迫力で描いた。さらに『イップ・マン』シリーズや『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』など実写からアニメまでヒット作の音楽を手掛ける川井憲次が情感豊かに映画を盛り上げる。 

ヴィック・チョウ、ウーズン、イーキン・チェンら
中国・香港・台湾を代表する美しき豪華キャストが気高き男の散り様を熱演!

個性豊かな七兄弟を演じたのは、中国・香港・台湾を席巻するトップスターたち。無口だが弓術においては天賦の才を持つ射撃手の三男・楊(よう)延安(えんあん)を日本でも多くのファンを持つF4のヴィック・チョウが華麗に演じ、兄弟一の槍使いで類まれな武術のセンスと正義感をあわせ持つ六男・楊(よう)延昭(えんしょう)にはアイドルから実力派俳優へとスクリーンで新たな活躍をみせるウーズンが演じ、鍛え抜かれた肉体を披露している。兄弟を束ねる軍略家の長兄・楊(よう)延平(えんぺい)には『風雲 ストームライダーズ』のイーキン・チェン、父・楊業を香港時代劇の世界で不動の地位を築く国民的スターのアダム・チェンが忠義を貫く伝説の将軍を威厳に満ちた存在感で演じきった。世代を超えた豪華キャストが集結し、地上最強&最美男の七兄弟が血潮をたぎらせる無双バトル・アクション大作が完成した。

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製作:レイモンド・ウォン『イップ・マン』シリーズ 製作・監督・脚本:ロニー・ユー『SPIRIT』『フレディVSジェイソン』 アクション監督:トン・ワイ『孫文の義士団』 脚本:エドモンド・ウォン『イップ・マン』シリーズ/スカーレット・リュー 撮影:チャン・チーイン『三国志英傑伝 関羽』 美術:ジェフ・マック『イップ・マン』シリーズ『孫文の義士団』 音楽: 川井憲次『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』
出演:ウーズン『処刑剣 14BLADES』『イタズラなKiss』/ヴィック・チョウ『流星花園~花より男子~』『美味関係~おいしい関係~』/イーキン・チェン『風雲 ストームライダーズ』『風雲 ストームウォリアーズ』/アダム・チェン『蜀山奇傳 天空の剣』『ドラゴン特攻隊』/ユー・ボー/リー・チェン『戦場のレクイエム』『唐山大地震 想い続けた32年』/レイモンド・ラム『白蛇伝説』/フー・シンボー『ホット・サマー・デイズ』

2013/中国・香港/102分/カラー/シネマスコープ/5.1chデジタル/字幕翻訳:本多由枝/原題:『忠烈楊家將』/英語題:『SAVING GENERAL YANG』/配給:ツイン
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◆公式サイトhttp://www.u-picc.com/yokasho/

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 【ストーリー】
唐が滅んだ後、その混乱を治めた宋王朝の時代(960年 - 1279年)。皇帝を守る忠臣であった楊(よう)家は、北方遊族民族の精鋭で組織される最強の騎馬軍団を擁する敵国・遼から宋を守り続け、楊無敵と評されるほど国内で厚い信頼を得ていた。しかしそんな楊家を宰相・潘(はん)仁(じん)美(び)は妬んでいた。あるとき楊家の六男・楊(よう)延昭(えんしょう)と恋仲である郡主の娘・容児(ようじ)を巡って腕比べが行われることに。容児(ようじ)を手に入れたい潘仁美の息子・潘(はん)豹(ひょう)が皇帝に提案したのだ。遼が宋への侵攻を伺う中、藩家と揉め事を起こさないよう父・楊業将軍は腕比べに出ないように息子に言い聞かせる。そして行われた武芸の腕比べ。神聖な勝負の場に武器を隠し持ち卑怯な手を使って戦う潘豹に怒った七男・楊延嗣(ようえんし)は、腕比べに横入りし容赦なく潘豹を押し伏せるが、足を滑らせた潘豹は打ちどころが悪く死んでしまう。楊家と潘家はもともと関係があまりよくなかったことに加え、その事故により更に悪化。潘(はん)仁(じん)美(び)は潘家出身の皇后を通じて皇帝に楊家を皆殺しにするよう訴え出るが、ちょうどそのとき宋に遼の大軍が侵攻したと皇帝に報告が入る。遼の軍を率いるのは、かつて楊業が打ち破った将軍の息子・耶(や)律(りつ)原(げん)。皇后の口添えにより、宋の指揮官は潘仁美、先鋒隊を楊業が務めることになった。
出陣した楊業率いる先鋒隊は、善戦するも敵の襲撃に遭う。さらに潘仁美の本陣が先鋒隊を置いて撤退したことで多くの死傷者を出し、楊業も毒が塗られた弓矢で傷を負ってしまう。両狼山(りょうろうざん)へ逃げ込むも甚大な被害を受けて孤立無援となった隊を立て直すことは不可能だった。窮地に追い込まれた父のことを知った楊業の七人の息子たちは、父を救出するべく、小隊を組んで死地へと向かう。「七子行き 六子戻る」という息子たちの闘いを予見する御託宣を受けていた母だったが、息子たちの命を懸けた出立を見送ることしかできなかった。数多の激戦を闘い抜いてきた楊一族に暗雲が漂っていた。
七人の息子がむごたらしい死体で埋め尽くされた戦場を越えていくと、遼の何万もの黒い騎馬軍団が待ち受けていた。圧倒的な兵力差の軍隊に油の入った皮袋を投げ入れて火矢を放つ戦略で大軍を火の渦の大混乱に陥れて突破する。そしてついに父・楊業と合流するが、それを待っていたかのような猛攻に遭う。潘仁美に恨みをかい苦境を招いたことを悔やんだ七男・楊延嗣は、たったひとりで潘家に援軍を求めに行くが、潘は自分の軍勢に「遼の兵」だと嘘を言って弓を放つ。
息子たちは、重傷を負い意識が朦朧とする瀕死の父を背負って関門を目指すが、楊一族への復讐に燃える耶律の執拗な攻撃に、息子たちはひとりまたひとりと勇猛果敢に散っていく…。

◆楊家将(ようかしょう) General Yang   yks-1.JPG
生涯を国に捧げ、何人にも分け隔てなく接する真の忠臣であり、主君への忠義を貫く男。類稀なる才能で百戦錬磨、「楊無敵」と呼ばれ、国家に多大なる貢献をした名将である。しかし、年老いた身を悟り自分の7人の息子に自らの栄誉を継がせ、自らは退くべきだと考えるようになる。

アダム・チェン(鄭少秋/Adam Cheng)
1947年2月24日香港生まれ。香港を代表する国民的スターであり、16歳の時に映画会社の俳優養成所でのレッスンを経て、66年に映画デビューを果たす。70年に香港のTV局TVBと契約しドラマでブレイク。現在まで多数のドラマに出演し認知度の高い国民的俳優となる。香港時代劇俳優として数えきれないほどの作品で主演を務め、83年には香港電影金像奨(香港アカデミー賞)で数々の賞に輝いた超大作『蜀山奇傅 天空の剣』に出演し、世界的にその名を知られるようになる。88年にはツイ・ハーク製作の『ガンメン 狼たちのバラッド』で麻薬王という今までになかった悪役を演じ、新たな境地を開拓した。また、歌手としても数々の曲でミリオンヒットを飛ばしており、『レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター 格闘飛龍 方世玉』(93)ではジェット・リーと共演し挿入歌も唄った。映画俳優や歌手として活躍するだけではなく、舞台俳優としても数々の名優たちとの共演を果たしている。さらに、テレビ番組の司会などもこなすマルチな才能の持ち主である。

 

◆長男・楊延平(ようえんぺい) Yang Yan Ping        yks-2.JPG  
楊一族の長男であり、弟たちは常に彼をリーダーと崇めている。冷静な判断力でリーダーシップを発揮する。格闘の腕ではほかの兄弟たちには劣るが、軍事戦略では及ぶ者はなく、七兄弟の精神的な主柱でもある。

イーキン・チェン(鄭伊健/Ekin Cheng)
1967年10月4日香港生まれ。香港で人気を誇るトップスターの一人。学生の時にスカウトされCMに出演し注目される。その後、TVBの俳優養成所に入り、ドラマの脇役などを経てトニー・レオン、チャウ・シンチーらを輩出した子供番組「430穿梭機」の司会に抜擢される。92年に映画デビューを果たし、俳優以外でも歌手として活躍している。96年の『欲望の街 古惑仔I 銅鑼湾(コーズウェイベイ)の疾風』(97)の大ヒットによって一躍スターの仲間入りを果たし、日本でも注目されるようになる。その後、メガヒットを記録した『風雲 ストームライダーズ』(98)では香港四大天王の一人であるアーロン・クォックと国際的に活躍する千葉真一と共演し不動の人気を得る。さらに、『東京攻略』(00)では中村トオルや阿部寛との共演を果たし、崔洋一監督による日本映画『カムイ外伝』(09)にも出演し活躍の場を広げている。また、プライベートでは女優のヨーヨー・モンと2013年1月に東京で挙式を挙げ、幸せな生活を送っている。



◆次男・楊延定(ようえんてい) YANG Yan Ting           yks-3.JPG
七兄弟の中でもっとも率直で裏表のない人物。自身が軍事戦略に長けていないことを自覚しており、兄・延平を尊敬している。戦場の前線に立ってほかの兄弟たちを守れるようにより強く逞しくなるための努力を惜しまない。兄弟の中でもっとも勇敢な男である。

ユー・ボー(于波/Yu Bo)
1976年7月22日中国生まれ。北京電影学院を卒業した後、2001年にドラマ「蕭十一郎」で主役に抜擢されて注目を集める。翌2002年にもロマンチックな学園恋愛ドラマ「水晶之恋」で主演を果たし、さらに主題歌にも挑戦。歌唱力と演技力で多くの女性ファンを獲得して一躍スターダムに駆け上がる。2011年には中国海軍の発展過程を描いたドラマ「海魂」で主演を務め、本作は中国全土で高視聴率を記録した。数多くの歴史ドラマで主役を演じ、中国国内で確固たる地位を築いている。

 

 

◆三男・楊延安(ようえんあん) Yang Yan An yks-4.JPG
周りに自分の存在を忘れさせるほど無口ではあるが、観察力に優れた抜群の射撃手である。戦場の鷹の目として、弓隊を見事に指揮する。

ヴィック・チョウ(周渝民/Vic Chou)               
1981年6月9日台湾生まれ。台湾・華流を代表するアイドル・グループ「F4」のメンバー。2001年に友人が応募したドラマのオーディションに付き添いで行ったところ、プロデューサーの目にとまり、後にアジアで記録的ヒットとなったドラマ「流星花園~花より男子~」で俳優デビュー。同作で共演したジェリー・イェン、ヴァネス・ウー、ケン・チュウらとグループ「F4」を結成し大ブレイク。デビューアルバム「流星雨」は400万枚以上を売り上げる大ヒットを記録。その後、日本でも人気が爆発し、07年には台湾観光大使に任命される。アイドルとして活動しながらも、ジョニー・トー監督の『僕は君のために蝶になる』(08)で映画デビューを果たす。そして、日台合作の『闘茶~Tea Fight~』(08)では香川照之や戸田恵梨香と共演し、台湾マフィアのボスという役柄を演じ日本での知名度をさらにアップさせた。その後も「流星花園II〜花より男子〜」、「ブラック&ホワイト」、「ラストロマンス〜金大班〜」など、多数のドラマに出演し人気を博している。

◆四男・楊延輝(ようえんき) YANG Yan Hui  yks-5.JPG
自由を愛して詩をたしなみ、友人たちと酒に興じる楽天的な男。人一倍愛情深い彼にとって戦うということは国家を危機から守ることでなく、親兄弟を救うためと考えている。

リー・チェン(李晨/Li Chen)
1978年11月24日中国生まれ。97年に主演を務めたドラマ「十七岁不哭」で注目され、その後も「风车」、「风和日丽」、「北京青年」などに立て続けに出演し、“演技派俳優”としての地位を築き上げる。そして97年には『花季雨季』で映画俳優としてデビュー。その後、中国の戦争小説「官司」を映画化した『戦場のレクイエム』(07)ではシリアスな演技を披露し更なる人気を獲得。中国・唐山で発生した唐山大地震を描いた感動作『唐山大地震 想い続けた32年』(10)では父を失いながらも母を必死で支える息子を演じ、多くの観客の涙を誘った。2010年には「晨光倒影」というタイトルで書籍を出版。さらに舞台の脚本執筆を行うなど幅広い活躍を見せている。

 

◆五男・楊延徳(ようえんとく) Yang Yan De    yks-6.JPG
7人のうちでもっとも控えめでやさしく、戦いを嫌い勉学に励んでいる。四男の延輝とは戦場の良きパートナーである。医学に精通し、救出の際には父の治療に当たる。

レイモンド・ラム(林峯/Raymond Lam)
1979年12月8日中国生まれ。18歳から19歳までの間、南カリフォルニア大学建設科に留学し、98年にTVBの俳優養成所に入所する。2001年にはドラマ「美味情縁」でデビューを果たし、その後も次々とドラマにレギュラー出演し話題となる。2005年には香港・台湾で最も潜在能力がある新人に贈られる港台最具潜質新人賞を受賞し、一気に注目を浴びる。また、歌手としても活躍しており、自身が出演したほとんどのドラマでテーマ曲を担当している。そして、2011年には中華圏有数の音楽アワード「十大勁歌金曲頒奨典礼」で「最も歓迎されたデュエット賞」など計4賞に輝き、最多受賞者としてその実力を知らしめた。2001年には人気女優レイン・リーと共演した恋愛映画『別恋』でハンサムな青年建築家を演じ、多くの女性を虜にした。近年では、中国に伝わる民間説話「白蛇伝」を題材に映画化されたチン・シウトン監督による『白蛇伝説 ホワイトスネーク』(12)に出演し、ジェット・リーやビビアン・スーとの共演を果たす。

 
◆六男・楊延昭(ようえんしょう) Yang Yan Zhao      yks-7.JPG
天性の才能に恵まれたカンフーの達人であり、槍の扱いに関しては兄弟の中で右に出る者はいない。戦場での機転は長男・延平よりも優れ、武術においては次男・延定の力技にはない深みに達している。

ウーズン(呉尊/Wu Chun)
1979年10月10日ブルネイ生まれ。祖父の代に台湾から移民した華僑出身で、オーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学で学んだ後、2005年に台湾旅行中に人気女性ボーカルトリオ「S.H.E」のエラ・チェンとプロデューサーの目にとまり、2005年にアイドル・グループ「飛輪海(フェイルンハイ)」を結成し絶大な人気を博す。アジア各国の新人賞を総なめし、2007年には日本デビューを果たす。俳優としては北川みゆき原作のドラマ「東京ジュリエット 〜東方茱麗葉〜」で主演を務め高い評価を受ける。その後も、「花ざかりの君たちへ」、「ろまんす五段活用」など日本の漫画を原作としたドラマに出演しその人気を不動のものにする。そして、ジングル・マー監督の『バタフライ・ラヴァーズ』 (08)で映画デビューを飾り、『処刑剣 14BLADES』(10)では盗賊団の頭目を演じ新たな境地を開拓する。2011年には「飛輪海」を脱退し、現在は俳優業に活動をシフト。人気ドラマ「金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件」に出演し「Hey!Say!Jump」の山田涼介と共演し日本でも活動の場を広げている。

◆七男・楊延嗣(ようえんし) Yang Yan Si    yks-88.JPG
武術に秀でてはいるが、若気の至りが引き起こすトラブル・メーカーでもある。不正な権力には決して屈しようとしない強い心の持ち主である。

フー・シンボー(付辛博/Fu Xin Bo)
1987年3月5日中国生まれ。2007年からシンガーのジン・ボーランと共にアイドルユニット「BOBO」のメンバーとして活動をスタートさせる。2010年にはオムニバス形式の恋愛映画『ホット・サマー・デイズ』に出演し、ニコラス・ツェー、ダニエル・ウー、ショーン・ユーなどの人気俳優に囲まれながらも新鮮な印象を残した。最新作となる短編映画『这一刻,爱吧』(13)では、出演だけでなく主題歌も担当している。タレントとしても活躍しており、韓国のバラエティ番組「私たち結婚しました」に出演。人気ガールズグループ「T-ara」のヒョミンと仮想の夫婦を演じ、韓国でも人気を博す。2011年に「BOBO」を解散して以降はソロとして活躍。2013年には、アジア各地の音楽プロデューサーが手掛けた2年ぶりとなる最新アルバム「Mr.X」を発売し、美少年から成長した男としての魅力を歌い上げた。

◆佘賽花(しゃさいか) Madame She        yks-8.JPG
楊の妻で七兄弟の母。夫が負傷したと知ったときも平静を保ち、戦場から戻るという希望を決して捨てない強き女性。

◆シュイ・ファン(徐帆/Xu Fan)
1967年8月16日中国生まれ。79年に中国・湖北省の芸術学校に入学。その後、演劇学校に入学し本格的に女優を志すようになる。その後、数多くのテレビドラマや『再見(ツァイチェン)のあとで』(93)や『スパイシー・ラブスープ』(98)といった恋愛映画に出演し演技派女優としての地位を築く。2004年にはアンディ・ラウと共演した『イノセントワールド 天下無賊』で妖艶な女性を演じ、多くのファンを魅了した。近年では、「青春四十」や「浪漫向左婚姻往右」など多くのドラマで“大人の女性”を演じ不動の人気を誇る。


 

製作・監督・脚本:ロニー・ユー(于仁泰/Ronny Yu)         yks-9.JPG
1950年香港生まれ。イギリスで中学、高校時代を過ごし、アメリカのオハイオ州立大学に留学。南カリフォルニア大学では映画や演劇を専攻し、卒業後はABC-TVの報道部で制作助手を務めた後、74年に香港に戻る。広告会社のプロダクション・マネージャーを経て、76年に映画界へと進出。79年に友人で元刑事の俳優兼脚本家であるフィリップ・チャンの誘いで『牆外牆內』(未)で共同監督としてデビューを果たす。そして、93年には剣術ロマンス『白髪魔女伝』を監督し、煌びやかなビジュアルで独自のスタイルを確立し同作は香港で大ヒットを飛ばした。香港映画ながらハリウッド的な作風が注目され、『タオの伝説』(97)でハリウッドに進出する。主にホラー映画のジャンルで活躍し、98年には『チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁』(98)を監督しシリーズを復活させた。また、世界中で大ヒットを記録した『フレディvs.ジェイソン』(03)では、人気シリーズである『エルム街の悪夢』と『13日の金曜日』のキャラクターを対決させ、ホラー・ファンたちを熱狂させた。ホラー作品以外にも、ロバート・カーライルとサミュエル・L・ジャクソン共演の『ケミカル51』(01)では、演技派俳優二人のユーモアと痛快なアクションを見事に融合させ全く新しいドラッグ・ムービーを完成させた。その後もジャンルに縛られることなく、ジェット・リー主演のカンフー・アクション映画『SPIRIT』(06)では伝説の中国武術家・フォ・ユェンジャア(霍 元甲)を描き日本でも大ヒットを記録した。

アクション監督:トン・ワイ(董瑋/Tung Wai)
1952年1月7日香港生まれ。10歳で中国戯劇学院に入学。京劇パフォーマンス・グループ「七小福」に所属し、少年時代のジャッキー・チェンやユン・ピョウとともに活動する。61年に俳優として映画デビューし、その後ブルース・リー主演の『燃えよドラゴン』(73)に出演。77年には『少林寺怒りの鉄拳』で主演すると共に初メガホンをとる。翌年には『死亡遊戯』(78)で再びブルース・リーと共演し、アクション監督も担当。さらに、盟友のジャッキー・チェンやユン・ピョウと共に『プロジェクトA』(83)や『五福星』(83)シリーズなどのヒット作に出演。その後は、『男たちの挽歌』(86)や『ツインドラゴン』(92)など、これまでに70作以上のアクション監督を務めている。近年では、ジェット・リー主演の『HERO/英雄』(02)、木村拓哉とトニー・レオンが出演した『2046』(04)、真田広之とチャン・ドンゴンが出演した『PROMISE 無極』(06)などを手掛けている。2005年にはドニー・イェンと死闘を繰り広げた『SPL/狼よ静かに死ね』で、久々にアクション俳優として第一線に復帰している。

音楽:川井憲次(Kawai Kenji)
1957年4月23日生まれ。映画、アニメ、CMなどジャンルを問わずに活動する作曲家。87年に押井守監督の実写映画『紅い眼鏡』で楽曲を手掛け、「機動警察パトレイバー」(TVシリーズ、OVA、劇場版)や『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(95)などほぼ全ての押井監督作品での作曲を担当する。さらに、一大ブームを巻き起こしたホラー映画『リング』シリーズや実写映画『GANTZ』シリーズ、近年では『クロユリ団地』(13)など数多くのヒット作の音楽を担当。日本国内のみならず海外でも活動しており、フランス映画『ブラッディー・マロリー』(02)、クォン・サンウ主演の韓国映画『美しき野獣』(06)、ドニー・イェン主演の香港映画『イップ・マン 序章/葉問』(08、10)など国際的に活躍している。2008年に楽曲を手掛けた『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』が第41回シッチェス・カタロニア国際映画祭に出品され、最優秀映画音楽賞を受賞した。映像作品以外にもゲームやテレビ番組にも楽曲を提供している。

【ディレクターズ メッセージ】
すべからく人には父がいる。
息子は父に憧れ、倣い、較べながら、男になることを学ぶ。
父は、知ってか知らずか、それを教えている。
国や愛するものを守るために身を捧ぐか、自らが生き抜くかの選択を迫られたとき、男はどうすべきだろうか。この問いに私は魅せられてしまった。
そして映画『忠烈楊家將』が生まれた。
楊一族は、中国の歴史の中でもっとも有名な家族だ。古くから続く将軍一族として宋王朝の歴代皇帝を守った忠臣の家柄で、国のために数多の激戦を戦い抜き数々の戦闘に勝利した。楊の軍は、宋を撃ち落とさんとし続ける北国・遼の野望を打ち砕いてきたのだ。
この映画は裏切りで幕を開ける。
楊家の家長、楊将軍を倒そうとする北方からの侵攻者との間で繰り広げられる前代未聞の血なまぐさい戦いで、楊軍は援軍も得られず多数の死傷者を出し、両狼山までの撤退を余儀なくされる。不運なことに国も四方を囲まれており、即座に手を打つことができなかった。そこで、楊一族の兄弟たちは小隊を組み、父を救出するために危険な旅に出る。何があっても父を連れ帰ると母に誓って。
これは、自分が正しいと信じる心に従って、決してあきらめない強さについての物語だ。愛、勇気、信念。それが男の生き方なのだ。
この映画を作るために、私は映画製作にかかわるあらゆる要素のハードルを上げて映画の再生を追求した。煌びやかで壮大な映画にするために、激しい感情とキャラクターで物語を満たした。ヴィヴィッドなアクション・シーンで観客を容赦ない戦闘に放り込みたかった。視覚効果や美術を駆使して、単なる「斬新なアクション映画」でなく、真に人間の心が詰まった「特別な映画」にしたかった。そういう意味では、私のヴィジョンを実現してくれる優秀なキャストとスタッフが各国から集まってくれたのは幸運だった。12週間に及ぶ中国での過酷な製作現場にありながら、質の高い映画を作ろうと決意してくれたことに感謝している。
ようやく今、こうして私のヴィジョンが世間の楽しみに変わるときがきた。胸を張って言おう。父が教えてくれたとおりに、私は男のすべきことをした。自らの野望を果たすためには、恐れに立ち向かえ。行く手が霧にかすんでいても、決して信念を見失うことなかれ。
ロニー・ユー 2012年10月 

12月14日よりシネマート六本木にてロードショー 他全国順次公開

 

 


 

 

 

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