永瀬正敏男泣き...。映画『KANO 1931海の向こうの甲子園』(1月24日公開)のジャパンプレミア

映画『KANO 1931海の向こうの甲子園』(1月24日公開)のジャパンプレミアが1月15日に東京・ヤクルトホールで開催され、永瀬正敏、坂井真紀、ツァオ・ヨウニン、チェン・ジンホン、プロデューサーのウェイ・ダーション、マー・ジーシアン監督、主題歌を担当したRake、中孝介が登壇しました。

kanoIMG_9814_R.JPG

kanoIMG_9816_R.JPG

映画「KANO」は、1931年、日本統治時代の台湾から甲子園に出場して決勝にまで勝ち進んだ、日本人、台湾人、漢人(中国大陸から移住)、台湾先住民による「嘉義農林学校野球部」<KANO>の活躍を描いた、実話をもとにした物語です。

kanoIMG_0068_R.JPG

左からRake、中孝介、、坂井真紀、永瀬正敏、ツァオ・ヨウニン、チェン・ジンホン、マー・ジーシアン監督、ウェイ・ダーションプロデューサー 
 
まずはそれぞれが緊張した面持ちで挨拶へ。
 
kanoIMG_9849_R.JPG
永瀬:本日はありがとうございます。近藤兵太郎監督をやらせていただきした。台湾から4名きていただいて、大事な子供たちも来てくれました。ぜひ初日にもいらしてください。
 
kanoIMG_9876_R.JPG
坂井:今日はありがとうございます。近藤兵太郎監督妻役をやらせていただきました。永瀬さんと同感で台湾からきていただき嬉しいです。皆さんに早くこの作品を見てほしかったので今泣きたい気分です。どうぞよろしくお願いします。kanoIMG_9891_R.JPG
ヨウニン:呉明捷ことアキラを演じました。東京にこれて、皆さんとお会いできてうれしいです。今日は一緒に映画みれますね。映画の中の素晴らしい野球をぜひ観てください。 
 kanoIMG_9908_R.JPG
ジンホン:そしょうせいのを演じました。この映画が皆さんに気にいっていただければいいなあと思います。
 
kanoIMG_9916_R.JPG
マー:皆さんはじめましてマーです。よろしくお願いします。この映画がまもなく公開されることが嬉しく思います。映画を観たあとは新しい2015年迎えようという気分になってください。
 
kanoIMG_9934_R.JPG
ウェイ:皆さんこんばんは。やってきました。このイベントには台湾からの大スターはいないですが、真心を込めてつくりました。この映画で皆さんを泣かせたり、笑わせたり、呼吸できないかも この映画から勇気をもらってください。
 kanoIMG_9940_R.JPG
Rake主題化を担当しました。ウェイプロデューサーから依頼され、中孝介さんと台湾のアーティストのファン・イーチェン、スミン、ルオ・メイリンと5人で歌いました。僕たちは北京語を台湾アーティストは日本語を挑戦しました。日本と台湾をつなぐ映画に参加できてありがたいです。僕はこの映画を3回見て3回なきました。泣いて帰ってください。
 kanoIMG_9938_R.JPG
中孝介:この映画日台の繋がり、絆、美しい景色などみることができまうす。この映画をを通じて、日台の関係がより深くなるといいなあと思います。
 
kanoIMG_9842_R.JPG
MC:いよいよ日本公開ですね。役作りなど、チームなどはいかがでしたか?
 
永瀬:近藤監督の練習方法を聞いて撮影に臨みました。こういうイベントがなくなると、みんなに会える機会が少なくなっていく。それがすごく寂しくって。また何か企画してくれないかなぁ…んなに会えなくなるのは嫌ですね。スクリーンの中では会えるんですけど。映画を観てくれた台湾の方々もいつも温かく迎えてくれました。
 kanoIMG 0144.JPG
MC:撮影現場の様子はいかがでしたか?
 
坂井:永瀬さんがいてくださり心強かったし、皆さんあたたかく迎えてくれました。良い作品の現場というのは勢いがありますね。大変でもみんなが同じ方向を向いていくんです。まさにこの映画そのものでした。そこに感動しました。
 
MC:ウェイプロデューサーは撮影では1931年当時の野球場など再現したそうですね。
 
ウェイ:お金がかかりました(笑)。お金のことは最後に考えることにして、取り組んみました(笑)。再現は難しくて、球場セット作ればいいと思っていたが、野球をやるということで、黒土がないので、古いタイヤをこなごなにして砂にしいたり。ゴムなのでボールが変なバウンドして選手がとれなくて、そのたびにマー監督に怒られていました。
 
kanoIMG_9839.jpg
MC:マー監督はキャスティングにはこだわったそうですね
 
マー:この映画は野球がテーマなので、野球は台湾も日本も誰でも知っているわけですから、野球ができていないと失敗なので、本当に野球をできる人でないといけない。台湾中の高校、大学、あらゆる野球チームから探しました。ヨウニンは昨年台湾が優勝したワールドカップ(第1回21U(21歳以下)に出場した選手(外野手)なんです。
 
kanoIMG_9840.jpg
MC:ヨウニンはそのときのベスト9に選ばれましたね。
 
ヨウニン:ベスト9に選ばれたときは、映画「KANO」に出演して人気が出たからなのではと最初は思いました。しかし、よく考えたら、小さいころから野球をがんばってきたじゃないかと思い、自分の実力と思うようになりました。
 
MC:野球チームのチームワークがすばらしかったそうですね。
 
ジンホン:僕たちは野球経験があるものの、演技するということはとてもプレッシャーでで安でした。監督を怒らせるのではないかといつも思っていました。プレイも昔のグルーブを使うのでうまく取れなかったりしました。しかし、みな、野球選手のプライドにかけて努力しました。
 
kanoIMG_9997_R.JPG
MC:Rakeさんが今回主題歌「風になって~勇者的浪漫~」を手掛けたそうですね。
 
Rake:はい。2013年の夏ごろにオファーが来たので、脚本をみながら、そして、それまでに撮影された映像をみながら作りました。ウェイプロデューサーとメールで何度も何度もやり直して完成しました。僕は以前野球をしていたのでボールを追いかけるような感じで「風になって」と題名にして。ウェイプロデューサーが~勇者的浪漫~つけたんです。歌詞が北京語になるところもありドキドキと不安もありましたがとてもすごいことになったと思います。アミ族であるスミンさんも最後の部分にすごいものをのせてくれ、アジアの曲になりました。
 
kanoIMG_0017_R.JPG
MC:台湾では大反響だったそうですね。
:この映画の主題歌にたずさわることができて心から感謝しています。野球場で嘉義市の皆さんと一緒に歌いました。日本語で歌い後半北京語になると。北京語を入れたことの感動していただき、その反響はすごかったです。
 kanoIMG_9991_R.JPG
このあとRake&中孝介による主題歌「風になって~勇者的浪漫~」のお披露目に出演者は手を振り会場は拍手しながら楽しみました。
 
kanoIMG_0027_R.JPG
永瀬は「去年、台湾・嘉義市でプレミアイベントを行ったときにもこの曲を聞きました。あの日は数えられただけでも6万人?、10万?いたんじゃないか、というイベントでした。別な試写会イベントでは宣伝部やスタッフの方がみんなでこの曲を大熱唱していたんです。そのことを思い出して、自分たちの映画と主題歌をすごく愛しているんだなあ、と。それを思うと泣きそうになって…。ごまかすために手を振っていました」と明かす場面も。 
 kanoIMG_0043_R.JPG
そして今回来日できながった教え子からの手紙がきていることをMCからつげられると「うわ!」と胸に手を当てる永瀬。たくさんの手書からヨウニンが大江光男役のチェン・ビンホンの手紙を披露。「演技が好きになって、演技を続けたいなと思いました。機会があれば、ご縁があったら監督とまた映画をやりたいと思っています。また教えていただきたいです」というメッセージに「僕はいつも泣くな、泣くな!と言っています。ここで僕が泣くわけにはいかない」と我慢をする姿が…。
  kanoIMG_0060_R.JPG
ここでマスコミと来場者みんなで登壇者のフォトタイムへ。教え子の手紙と寄せ書きを大切そうに抱える永瀬。
 
最後の挨拶では「台湾の皆さんに感謝です。本当にありがとうございますこんな素晴らしい台湾映画に出演させていただいて、本当にうれしく思っています。こんな温かい子どもたち…あの…うれしいです」とついにこらえきれなくなり方を震わせ男泣き…。その姿は出演者、関係者、マスコミ、そして来場した観客の心をとらえた瞬間でした。
 
kanoIMG_0136_R.JPG
プラミアイベントのあとのマスコミ向け会見では、ヨウニンとジンホンは「永瀬さんが僕たちをあの時代に連れていってくれました」と絶賛!そして好きな日本人選手はヨウニンは鈴木イチローをあげ、ジンホンは王貞治を挙げました。 
 kanoIMG_0083_R.JPG
そして、試写会のあとは登壇者全員で観客を握手でお見送りし、熱いジャパンプレミアムは終演となりました。
 
映画『KANO 1931海の向こうの甲子園』は(1月24日公開となります。海を越えた感動の絆をその目でぜひご覧ください。
 KANO-P.jpg
映画「KANO~1931 海の向こうの甲子園~」
日本統治下の1931年、台湾代表として全国高校野球選手権に出場し、準優勝を果たした嘉義農林学校(通称:嘉農=かのう)野球部の実話を描いた台湾映画。
「海角七号 君想う、国境の南」や「セデック・バレ」2部作など、日本統治時代の台湾を舞台にした作品で大ヒットを生み出してきたウェイ・ダーション監督が製作、
「セデック・バレ」にも出演した俳優マー・ジーシアンが初監督を務めた。1929年、嘉義農林学校の弱小野球部に、日本人の監督・近藤兵太郎がやってくる。
甲子園進出を目指すという近藤の下、厳しい練習に励む部員たちは、次第に勝利への強い思いを抱くようになる。そして31年、台湾予選大会で大躍進し、
常勝校を打ち負かして台湾代表チームとして甲子園へ遠征した嘉農野球部は、決してあきらめないプレイスタイルで日本中の注目を集める。
野球部監督・近藤役で永瀬正敏が主演し、大沢たかお、坂井真紀ら日本人キャストも多数出演している。
 
出演:永瀬正敏、坂井真紀、ツァオ・ヨウニン/大沢たかお
主題歌:Rake、中孝介、ファン・イーチェン、スミン、ルオ・メイリン(EPICレコード)
製作総指揮:ウェイ・ダーション
監督:マー・ジーシアン
脚本:ウェイ・ダーション、チェン・チャウェイ
プロデュサー:ウェイ・ダーション、ジミー・ファン
2014/台湾/185分/制作会社:果子電影有限公司(ARS Film Production)/配給:ショウゲート/宣伝:ヨアケ/(C)果子電影 
 
★公式サイトhttp://kano1931.com
★公式twitter @KANO1931
 
2015年1月24日(土)新宿バルト9他全国公開

1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11

京都映画祭りバナー

映画/舞台の最新記事

[Copy selction] [Translate With Google]