ジェリー・イェン 日台合同ドラマ『華麗的挑戦~Skip Beat~』 製作発表会見

 20081117日、セルリアンタワー東急ホテルでジェリー・イェン、アリエル・リン主演、ニウ・チェンザー監督がメガホンを取る日台合作ドラマ『華麗的挑戦~Skip Beat~』の制作発表会見が行われました。

Skip6.jpg原作は日本の漫画『スキップ・ビート!』(原作者/仲村佳樹 製作/株式会社白泉社発行『花とゆめ』で連載中)、華流ドラマの制作発表が日本で行われるのは初めて。

 

Skip21.jpgジェリーのファンから贈られたフラワースタンドが所狭しと並べられ、部屋に入ったとたん甘い花の香りが漂う会見会場は立ち見も出るほどの大盛況、注目度の高さを見せつけました。

 

それでは、順を追って会見の様子を詳しくレポートしていきましょう。まずはスクリーンでジェリー、アリエル、ニウ監督の作品とプロフィールが紹介されました。ジェリーは最新作『HOTO SHOT籃球火』、アリエルは日本にもファンが多い『イタズラなKissⅡ~惡作劇2吻~』、ニウ監督は今年台湾でオンエアされたドラマ『我在墾丁*天氣晴』の名シーンがダイジェストで流れ、思わず映像に引き込まれてしまいます。

 

いよいよ会見がスタート。 まず最初にニウ監督がにこやかに登壇。続いてジェリーが紹介されると、会場はしばしフラッシュの海!普通なら眩しくて目が開けていられない状況なのに、平然としているジェリー。さすがスター!最後にアリエルが登場すると、ジェリーが笑顔になり、会場がぐっと華やいだ雰囲気に変わりました。

 

アリエル 「コンニチハ、ワタシはアリエルデース 」
ジェリー 「オハヨウゴザイマス。ワタシはジェリーです。ヨロシク オネガイします」
ニウ監督 「みなさんこんにちはこのドラマを監督しますニウ・チェンザーです。ハジメマシテ。ドウゾヨロシクオ ネガイします」
(*みなさん日本語がお上手! この日の通訳はおはじみ「サミュエル・チョウ=周さん」です)

 

~質問タイム~

 

Skip1.jpg. 原作漫画は知っていましたか?出演が決まったときの感想は?

ジェリー 「アー、ハイ、この漫画はもちろん知っています。非常に楽しい漫画ですね。それを原作にしたドラマに出演できてうれしく思っています。アリエルと一緒にこのドラマでこれまでと違った演技をみなさんにお見せできたらいいな、と思っています。ぜひご期待ください」
(*ジェリーは少し緊張気味なのか、照れているのか、通訳の周さんを見て話す時間が長く、ちょっとでも正面を向くと一斉にカメラマンがシャッターを切る音が響いていました)

 

アリエル 「この漫画は去年全部読んでファンになり、今年全巻自分で買いました(笑顔)。デビューしてからここまで歩んだ道をあまり振り返ったことがなかったんですけど、この作品をきっかけにして、もう一度新たなスタートを切りたいと思っています。それがこのドラマを引き受けた最大の理由です。すばらしい監督、すばらしい共演者と出会えて、まさに絶好のタイミング、天・地・人、3つの条件が揃い、うれしく思っています」

 

Skip2.jpg. 初共演だそうですが、お互いの印象は?

ジェリー 「(日本語で)カワイイ()。アノ キレイのヒトデス」
(*ジェリーの可愛い日本語に場内が沸きました。ジェリーが白い歯を見せ、照れくさそうにアリエルを見つめているのが印象的でした)

アリエル 「(日本語で)ジェリーもカワイイ()! ジェリーはプロフェッショナルな人で、
自分の主張をちゃんと持っている役者さんです。監督もこだわりのある人で、実は私自身もいろんなことにこだわるタイプ。3人の「龜毛(グイマオ=中国語で細部までこだわる性格のこと)」が一緒になることで、何かきっとすごいものをお見せできるのではないかと期待しています」
(*話し始める前に、少し間があったのですが、周さんに日本語でジェリーの後に「も」を入れるのが正しいか確かめていたそうです。アリエルにカワイイと言われ、照れまくっていたジェリーがツボでした!)

 

Skip3.jpg. ニウ監督にお聞きします。主演の二人に初めて会ったときの印象は?

ニウ監督 「初めてジェリーに会ったのは、ずいぶん昔なので、初対面の印象はもう忘れてしまいましたが(笑)、『流星花園~花より男子』がアジア各国で大ブレイクして以来、台湾ではとても影響力のある俳優です。僕は彼を、とてもプロフェッショナルで、品格のある役者だと見ています。
(*右手の大きなリングがひときわ目立っていました。 監督オシャレです!)

 

ジェリーの人気はすごくて、昨日成田空港に到着したときは2000人ものファンが出迎えに来ていて下さいました。でも、ジェリーだけでなく、なんと僕の名前を書いたボードを持ってくれてる人がいたんですよ(笑)。ビックリしました!それに今朝、ホテルをでてジョギングをしようとしたら「監督! 握手握手」って声をかけられて、本物のジェリーとは握手できないから、せめて僕とってことなんでしょうね(笑)。実は僕の英語名もジェリーって言うんですよ。ジェリー違いだけど、同じ名前の監督と握手したいと思って下さったのかも(笑)。

 

Skip4.jpgというわけで、ジェリーの人気の高さを改めて実感しましたが、僕が彼をドラマに起用したのは、決して人気目的じゃありません。常に謙虚で真面目に努力する彼の仕事に対する姿勢を評価しているからなんです。ジェリーはとても慎重に作品を選ぶから出演作品は多くありませんが、これからも長く活躍していく俳優だと思っています。僕はラッキーですね。海外でも高い注目を浴びているジェリーと一緒に仕事ができるんですから。

 

アリエルのことは、どなたも「カワイイ」と言いますが、実はプライベートの彼女は慎ましくて非常に真面目、ときどき冷めてる、と感じるくらいです(笑)。彼女がこれまで演じてきたヒロインとは全く違う個性の持ち主です。漫画のヒロインを演じるときには自分のキャレクターを超える一面をみせるこがを必要ですし、アクティブな演技も必要になります。今回のドラマでもアリエルがのさらにエネルギッシュに演じて、今まで見せたことのない面を見せてくれるのではないかと期待しています。アリエルは今まで酷い作品に出演したこともありましたが、それでも彼女だけは輝いているんですよ。その魅力をもっともっと引き出したいですね。

(*手で顔を覆ってはにかむアリエルがキュート)

 

こだわりを持つ3人が撮影現場で顔を合わせるどうなりますか。大喧嘩? いや、きっとすばらしいドラマになるに違いないと期待しています」
   Skip5.jpg(*会見が進むにつれ緊張感がとれてきたジェリー。監督の長~い話を聞きながら耳に手をやるお得意のポーズも見られました。カメラ目線でピースサインをしてくれたり、アリエルとひそひそ話す姿も見られ、リラックスした様子でした)

 

ジェリー 「(会場に向けて日本語で)チョット マッテ クダサイ」

ニウ監督 「(日本語で)ドウシタノ?」
(*段取りに「間」ができると、ジェリーがさりげなくフォロー。会場がなごみます)

. 撮影への意気込みは? 

アリエル 「とにかくじっくり話し合いをして、あきらめないで頑張っていきます」

ジェリー 「これまで以上にいい作品にしたいと思っています」

 

  Skip8.jpg. ドラマの見どころは? 

ジェリー 「アノー、見どころというより、いいスタッフ、いい共演者、いい監督に出会えて僕自身がとてもエキサイティングしているんです。僕にできることは、最善を尽くして、いい演技を見せることです。皆さんにもドラマの中でその努力を実感していただきたいです。それが見どころだと思います」

アリエル 「見どころは完成するまでわかりません(笑)。 原作を読んでいらっしゃる方には、物語の展開がおわかりでしょうし...。ただ、芸能界をテーマにした作品は過去にたくさんあましたが、この作品は最高傑作になるに違いないと思っています」

 

■ここだけ会見こぼれ話(1)

 このドラマはの3人の「ジェリー」が深く関わっています。主演はご存知、ジェリー・イェン。監督は英語名はジェリー・ニウ、そして台湾側のプロデューサーはジェリー・フォン氏。まさにジェリーづくしのドラマですね。

 

Skip20.jpg■ここだけ会見こぼれ話(2)
会見場のテーブルにはミネラルフォーターとグラスが置かれていました。ジェリーが飲む姿を見たかったのですが(視点がマニアックがすぎますか?)、一度も口にせず...。残念。 

 

ここだけ会見こぼれ話(3)
ジェリーの衣装。あれ? どっかでみたような? 華流ファンのみなさんなら、すでにお気づきかもしれませんね。実はインナーのシャツは『HOT SHOT籃球火』でジェリーと共演した飛輪海のウーズンがメンズ雑誌の表紙で着用していました。PRADAの新作だそうです。ウーズンとはまた全然違う着こなしを披露してくれたジェリー。さすが元モデル!!

最後にフォトセッション が行われました。まずはジェリー・アリエル・監督と3人でカメラマンに答え左向いて 中央向いて 右向いてたくさんポーズをする3人。アリエル、両手に花?ですね。続いてジェリーとアリエルのツーショット。初めて共演とは思えないぐらい息が合う二人でした。撮影が終了すると、ジェリーが「ドウモ オツカレサマデシタ!」と日本語で挨拶、さっと手を振って会場を後にしました。

 

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今日のポイント! 

Jerry0.jpgこの日の二人はうっとりするほど絵になりました。アリエルのヒール、高いですね~。身長180cmのジェリーが162cmのアリエルを包み込むようでした。

 

 

最後に原作と登場人物をご紹介しておきます。ドラマは年内クランクイン、2009年にオンエア予定です。

 

■『スキップ・ビート!』
原作者/仲村佳樹、製作/株式会社白泉社発行『花とゆめ』で連載中。
主人公最上キョーコは超人気歌手で幼馴染の不破尚と同居していた。ある日自分が家政婦代わりと知るったキョーコは尚に復讐すべく、芸能界へ華麗な挑戦を試みる...

 

■ 敦賀蓮役/ジェリー・イェン(言承旭)
2001
年日本の人気漫画『花より男子』を原作としたテレビドラマ『流星花園~花より男子~』が製作されると、台湾で社会現象と化し、香港・インドネシア・シンガポールなどでも海外ドラマ歴代最高視聴率を記録、世界13カ国で爆発的なヒットを生んだ。御曹司で学園を牛耳る「F4」の道明寺司を演じたジェリーは日本でも大ブレイクしている。

 

■最上キョーコ役/アリエル・リン(林依晨)
2005
年台湾視聴率NO.1ドラマ、『イタズラなKiss~惡作劇之吻~』に出演 。優れた演技力で台湾アイドルドラマにおけるトップ女優に。2008年『イタズラなKiss2~惡作劇2吻~』で「第43回金鐘賞(台湾版エミー賞)」・主演女優賞を受賞。

 

■ニウ・チェンザー(鈕承澤)監督
9才より子役として活躍、2000年に監督としてデビュー。台湾業界では個性派俳優・優れた監督として知られ、最も若いベテラン業界人。代表作は『來我家<口巴> 部屋においでよ』『求婚事務所』『花様少年少女』『我在墾丁*天氣晴』。

 

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                       写真:jyaiko/文:Mikan/編集:Aqua

 

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