キム・ボム 魔裟斗出演!韓国ドラマ『DREAM』の制作記者会見

IMG_1025-2.jpg 7月22日(水)都内にて、韓国SBSで7月27日より放映開始となるドラマ『DREAM』の制作記者会見が行われました。今回、この記者会見が日本で行われたのは、「K-1」および「総合格闘技」といった格闘技イベントを主催、運営しているFEGが新たな分野への挑戦として、ドラマ制作を行うことになったためです。

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まず先に制作サイドの会見があり、初めに挨拶されたFEG代表取締役 K-1イベントプロデューサー 谷川貞治氏は冒頭で「格闘技オタクが集まるいつもの会見と雰囲気が全然違って…」と少し戸惑われながらもその雰囲気を楽しまれつつ、今回の作品の概要および制作にあたっての経緯を。

「韓国では、チェ・ホンマン選手、秋山成勲(チュ・ソンフン)選手といった韓国人選手の活躍により、日本以上に格闘技人気が高まっています。さらに韓国国内で「K-1」を広げて行こうという趣旨のもと、このたびEGKOREAとCJメディアがタッグを組んで、「K-1」を舞台としたドラマ制作が始まりました」。

そして、ドラマのタイトルについて、韓国サイドで付けられた『DREAM』は偶然にもFEGが日本で主催している総合格闘技「DREAM」と同じなのですが、舞台が「K-1」であることから、今後予定されている日本放映時には別の邦題が付けられる予定とのことです。続いて、FEG KOREA チョ・ヨンス氏は、CJエンターテイメント オ・クァンヒプロデューサーを紹介後、谷川氏が語った内容を補足。

「韓国で「K-1」はケーブルチャンネルながらもは20%を超えるほどの大人気です。約3年前からドラマを通して、「K-1」のビジネスの世界、係わる人間模様など、様々なものを見せたいと思い、このドラマを企画しました。その過程で監督と作家が何度か変わり、原作の版権購入も難航し、紆余曲折があったが、「朱蒙(チュモン)」「チェオクの剣(茶母-タモ-)」のチョン・ヒョンス作家とペク・スチャン監督と巡り合えて、ようやくこうして皆さんの前でお話できることを嬉しく思います。「K-1」の激しい世界だけでなく、その裏に登場する女性も含め、人間味溢れるドラマが出来上がっており、いろんな感動を皆さんに与えられると思っています。日本でも放送予定ですので、是非見てください」 
 

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ペク・スチャン監督からは作品の内容について。

「スポーツエージェントという職業、そして格闘技を韓国で初めて扱ったドラマです。「K-1」はもちろんですが、人間の夢そして希望を扱っているため、タイトルを『DREAM』と名付けました。巨大スポーツエージェントを追い出され、夢と希望を無くした主人公をチュ・ジモンさんが演じ、幼い頃から両親の顔も知らず、生きていくためにスリで生計を立てていた施設育ちの人間をキム・ボムさんが、また、父親に育てられ、父親のジムでトレーナーをしている女性をソン・ダムビさんが演じます。この3人が出会い、夢と希望を再び取り戻し、それぞれ最高のエージェント、最高の格闘技選手、最高のトレーナーになっていきます。その過程でいろいろな経験し、互いに持つ痛みを分かち合いながら、愛と労わり合いの人間模様を展開していきます。韓国では7月27日放送開始ですが、日本の皆様からも『冬のソナタ』のように愛される作品になればいいなと思っています」

約5分ほどのダイジェスト版が上映され、チュ・ジンモ、ソン・ダムビ、キム・ボムが登場!

Q.日頃から格闘技はご覧になりますか? IMG_0900-2.jpg
チュ・ジンモ「韓国でも格闘技は非常に人気があり、毎日のように放送されており、時間があるときに見ています。いつもテレビで拝見していた魔裟斗選手と今日お会いすることができ、緊張しています」
ソン・ダムビ「女性ですので、あまり好んで格闘技を見ることはなかったのですが、ドラマ出演をきっかけに何度か拝見しました。それまでただ過激なイメージでしたが、実際に見てみると、非常に楽しく、カッコいいです」
キム・ボム「私もドラマ出演をきっかけに格闘技全体に興味を持つようになりました。いろいろ見ているうちに選手の情熱などが手に取るように分かるようになり、とても楽しんで見ています」

Q.役作りにあたってIMG_0907-2.jpg一番こだわった部分は?
チュ・ジンモ「スポーツエージェントという職業的な面にだけスポットを当てて表現するだけでは面白くなくなるので、選手との関係の中で描かれる感情の対立やドラマなどを模索している最中です。また、この作品の中ではガイド役もこなしているので、自分以外の他のキャラクターについても深く理解しようと、いままで以上に気を使い、そのイメージを把握しようとしています」
ソン・ダムビ「いままで歌手として活動してきたので、今回初めて演技する姿をお披露目することになります。いまはパク・ソヨンというキャラクターに入り込むことが重要だと思っています。ソヨンは非常に荒々しく見えるかも知れませんが、内面は非常に暖かい面を持ち、女性らしい面を持っているので、そういう面に重点を置いています」
キム・ボム「イ・チャンソクはどちらかというと、ちょとか弱い人間というか心の弱い部分があり、周囲から自分自身を守るためにわざと強く振舞ったりする、少し寂しい人間です。後に格闘技選手としてリングに上がるようになるのですが、自分自身が強くなるだけででなく、周囲の暖かい人たちとの関係を上手く演じられるようにと思っています」

Q.キム・ボムさん、ファイターとしての体作りは? IMG_0948-2.jpg
キム・ボム「最初から格闘技選手として登場する訳ではないのですが、いろんな事件や人との関わりを経て格闘技選手になっていきます。もちろん後には格闘技選手として、上半身を露わにすることもありますので、それに備えて今は時間があればこまめに体を動かすようにしています。どうか皆さん期待してください」

Q.たくさんのオファーの中からこの作品を選んだ理由は?
チュ・ジンモ「特別な理由はないのですが、映画『霜花店』で捕虜の王様を演じ、これまでの演技人生の中でもっともシリアスな役柄でした。そうした格式ばった演技から脱皮したい気持ちがあった中で、この作品のシナリオをいただきました。いままでとは違った、演技をする上で壁がない、崩れたキャラクターだったので、自由に演技できると思い、この作品を選びました」
ソン・ダムビ「初めてのドラマ出演なので、とにかく自由な姿で演じてると、皆さんに見せれるようにと思いました。パク・ソヨンは非常にプラス思考で明るいキャラクターで、自分と合う部分があったので、この作品に出演しようと思いました。また、皆さんに夢や笑い、そして希望を与えることができる作品でしたので、決めました」
キム・ボム「ドラマとしては、韓国版の『花より男子』に続く作品となりました。『花より男子』のイメージがあり、プレッシャーも感じ、不安もありましたが、俳優というのは決して一つのイメージの中で安住していてはならない、日々成長していかなくてはならないと考え、ちょっと早いかな?とは思いましたが、この作品に参加しようと決めました。短い準備期間でしたが、最大限の集中力を発揮し、臨みたいと思っています」

Q.魔裟斗選手。演技のIMG_0919-2.jpg自信は?
魔裟斗「僕は僕役なので。そのままやればいいかなと。何も演じることはないかなと」

この魔裟斗選手の笑いながら当たり前の回答に会場中も更になごやかに。なお、この作品は全16話、韓国では9月16日が最終話となる予定ですが、4話ほどプラスとなれば、9月26日に韓国で開催される「K-1 WORLD GP FINAL16」と重なるため、この絶好の機会に世界最高の16人の選手の姿をドラマで見れる可能性があるとのこと。これはドラマファンのみならず、格闘技ファンにも嬉しいニュースですね。 
 

フォトセッションが行われた後、一旦退場となり、キャスト3人によるファンミーティングが開催されました。記者会見では会場後方にいたファンの方々が前方に移動し、キャストにより近い距離で素敵なひとときを過ごすことに。

 

 

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ここで、記者会見と同じダイジェスト版が放映されましたが、ファンの方々が反応するところが記者会見の時とまったく同じ!何度見てもツボは一緒なんですね!

 

<チュ・ジンモへのIMG_0910-2.jpgQ&A>
Q.女性が長い髪を短くするときにはかなりの思い切りを勇気が必要です。『霜花店』で1年以上長髪にされていましたが、今作で短髪にされた時はどんな気持ちでしたか?
チュ・ジンモ「私も女性と同じ心境でした。1年近く『霜花店』で演じてる間、自分自身の本来の姿が分からなくなるほど、役に没頭した作品でした。終わってからも次の作品が決まらずにいた間、そのまま切らずにいましたが、誤解されるかも知れませんが、私は元々男です!その後、この作品の出演を決めてすぐに髪形をどうしようかと考え、当初はとても個性的に見えるので、長髪のままで行こうかとも思いましたが、撮影の2日前にバッサリと切りました。周囲の反応を見たら、いままでより10歳くらい若く見えると言われ、キム・ボムさんとの年の差がそんなに大きく見ないので、とても幸せです」

終始とてもウィットに富んだだけでなく、お茶目な面も多々お持ちのようで、肝心な用意していた私物プレゼントを忘れてきてしまったとのこと!急遽、つい先ほどまで着ていたという脱ぎたてほやほやのシャツがプレゼントとなりました。こんな機転のよさ、気前のよさも持ち合わせているんですね。


<ソン・ダムビへのQ&A>IMG_0986-2.jpg
Q.日本で好きな男優さんは?この作品でモムチャンに囲まれていますが、好みの男性もモムチャンですか?
ソン・ダムビ「随分前ですが、一度だけ好きな俳優さんに会ったことがあります。オダギリジョーさんが大好きです。モムチャンと言われる人たちとはドラマの中では一緒のシーンはなかったのですが、一緒にポスター撮影をしました。そのとき、どこを見たらよいのかと目のやり場に困るほどでした。個人的な好みはモムチャンというより、やはり優しい人というのが一番重要です」 ソン・ダムビからはアディダスのジップフードがプレゼントされました。 
 

 

 

 

 

<キム・ボムへのQIMG_0966-2.jpg&A>
Q.いままで撮影してきた中でこの作品で気に入ってるシーンは?
キム・ボム「第一話で登場する父親と初めて出会うシーンです。その中には感情的なものがあり、また涙もあり、さまざまなものが入り混じっていて、自分の中でとても記憶に残っています」
キム・ボムからのプレゼントはサングラス、ケースにはサインが。そして、手渡す際にはなんとハグまで!!会場には羨望の声が響き渡りました。


今回の会見で取材したメディアはエンタメ系だけでなく、格闘技系メディアも多数おり、とても賑やかなものでした。幅広い層の支持を受けるであろう『DREAM』の放映が楽しみです。 

 

 

 

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  会見の動画は、FEGのサイト経由で配信中。
http://g.ab0.jp/g.php/4Y0IM3dodtzX1Iv75U

FEG K1公式サイト
http://www.k-1.co.jp/jp/index.php

8月2日(日)アジア・グランプリ(ソウル)
9月26日(土)ワールドグランプリファイナル16(ソウル)

<プロフィール>
チュ・ジンモ
生年月日:1975年8月11日
[映画]
2008年 『霜花店』
2001年 『ワニとジュナ』『 MUSA-武士-』
2000年 『実際状況』
1999年 『ハッピーエンド』
1999年 『ダンスダンス』
[ドラマ]
2006年 SBS 『ゲームの女王』
2003年 SBS 『殴れ!』
2000年 KBS 『怒った顔で振り返れ』

ソン・ダムビ
1983年09月25日生
2007年、シングルアルバム 『[Cry Eye』
2006年、メイビーのMV 『daso』

キム・ボム
生年月日:1989年7月7日
2009年 KBS『花より男子』
2006年 MBC『思いきりハイキック』
2006年 MBC『ぶしつけな女たち』
2006年 KBS『サバイバル スターオーディション』
キム・ボム公式サイトhttp://kimbum.jp/

魔裟斗

生年月日:1979年3月10日
日本のキックボクサー
シルバーウルフ所属
日本人初のK-1 WORLD MAX世界王者
魔裟斗公式サイト http://www.k-masato.com/ 

 

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