ジェリー・イェン来日 ~成田空港お迎え体験レポート~

20081116日、日台合作ドラマ『華麗的挑戦』の制作発表会見のため、ジェリー・イェンが来日しました。F4ジャパンツアーから1ヶ月足らずの再来日、興奮の成田空港の様子をレポートします。

 

 冷たい雨が降りしきる中、ジェリーに一目会いたいというファンの皆さんが朝から続々と成田空港第1ターミナルに。ニウ・チェンザー監督、共演のアリエル・リンなどジェリーご一行が搭乗した飛行機の到着予定時間は1255分。にもかかわらず、9時半の段階ですでに300人が集結、空港ロビーの混乱を避けるため、警備スタッフが一旦解散させ、12時前から外に整列させる処置がとられました。

  警備スタッフの責任者がメガホンを手に「みなさんがルールを守ってくだされば、ジェリーさんがゆっくり歩いてくれますからね、いいですね」と、まるで学校の先生が生徒を諭すように話すと、あちらこちらで「はーい」の声。ピリっと、でも和気藹々とした仕切り、お見事です。また、安全のための配慮とジェリーが子供好き、という理由から、小さなお子さんたちが最前列の「特等席」に誘導されましたが、お母さんたちの同伴は許されず、特別待遇はお子さんのみ。そのあたりも不満が出ないよう気遣いされているように思いました。

さて、結局お迎えの人数は2000人近くまで膨れ上がり、空港ロビーが人、人、人で埋め尽くされることに。2階から皆さんの手にしているボードを観察してみると、「Jerry」や「旭」という文字が多く、ジェリーがお目当てという人が90%以上という感じでした。それにしても、上から見ると圧巻!です。

Narita-Jerry.jpg飛行機は予定より約20分早く到着しましたが、通関などに時間がかかっているようで、刻々と時間が過ぎていきます。本当ならイライラするところですが、そこはジェリーに会いたいという気持ちで繋がったファン同士、初めて会ったお隣さんと先日のコンサートの話で盛り上がったり、つらい体勢で座って待っている前の人が「本番のときは座りますから」と後ろの人に声をかけて立ち上がって足の疲れを癒したり、離れた「特等席」にいるお子さんの体調を心配して警備スタッフに水筒をリレーしてもらうお母さんがいらしたり、とてもなごやかな雰囲気です。

 

そして、いよいよ警備スタッフが一斉に配置につくと、デジカメやビデオの電源を入れては切り、入れては切り・・・。ファンの皆さんは落ち着かない様子で、今か今かと出口を見つめています。  

 cap0221 (2).JPG1345分、ついにジェリーの姿が! その途端、キャー!と歓声が上がり、「ジェリー!ジェリー!」の大合唱。ジェリーは白いパーカーに黒いニットキャップ、サングラスもかけず、にっこにこ。大勢のファンのお迎えが本当に嬉しそうな様子。お隣のアリエルはドラマよりぐっとオトナっぽいイメージです。  シックなワンピースとサングラスがよくお似合いで、やっぱり"女優さん"という感じ。赤いニットのニウ監督はF4が出演していたドラマ『來我家<口巴> 部屋においでよ』に自ら俳優として出演していたせいでファンも多いのか、愛称の"豆導"というボードを持った方も。  ジェリーがそのボードを見つけてニウ監督に「ほら?」と指差す微笑ましいシーンもありました。

 ジェリー空港キャプ0032.jpg

ジェリーはとにかくゴキゲンで近くから遠くまで視線を配りながら、ゆっくりゆっくり歩き、途中で立ち止まってくれたりもしたので、その場にいらした多くの方たちが「私を見てくれた!」と幸せな気分を味わえたのではないでしょうか。台湾から同行した新聞社のカメラマンと記者のために、ファンをバックに写真撮影に応じたジェリーは、必殺の「投げチュー」を3回も大盤振る舞いして颯爽とドアの向こうに消えていきました。

 

 成田空港の取材は2年ぶり、今回は初の「お迎え」cap0191.JPGを体験してみましたが、多少の混乱はあったものの、こんなに大勢の人たちが集まっているにしては、整然としたもの。少なくとも私が取材した場所では、座って下さいと指示されていた前列の方たちが立ち上がることもなく、後ろから押したり押されたりすることもなく、華流スターがたびたび「日本のファンはマナーがいい」と誉めてくれる理由がわかった気がしました。 

 

 

Written by Aqua

 

  

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