コン・ユ　～Love Song for You～開催！

ドラマ「コーヒープリンス1号店」などで日本でも圧倒的な人気を獲得しているコン・ユが12月5日、横浜アリーナで～Love Song for You～を開催、ファンと楽しい時間を過ごしました。「会場が横浜アリーナだと聞いたときには、歌手でもない僕がここに立っていいものかどうか悩みましたが、今はアイドルになった気分です！」と、お茶目な笑顔を見せたコン・ユ。席が遠くて寂しい思いをする人がいないようにという配慮から、前方にメインステージ、後方にスモールステージ、さらにはセンターエリアとアリーナ（1階スタンド）の境目には陸上競技場のトラックのように、ぐるりと花道が設けられていました。トークの時間は、ルーレットで位置を決め、コン・ユと司会者、通訳さんが花道を移動していくスタイルで、ルーレットが止まるたび、悲喜こもごもの歓声が上がっていました。

2009年12月に除隊したコン・ユが復帰第1作に選んだ作品は映画「キム・ジョンウク探し」。ダイジェストを観ながら、コン・ユが思いの詰まった作品について語ってくれました。

「ヒロインが忘れられない初恋の相手を探すラブ・コメで、僕は『コーヒープリンス1号店』とはまったく違い、ちょっとダサくて潔癖症で、でも憎めなくて清らかな心を持つ男性を演じています。髪型も七三分け、というより八二分けなんですよ（笑）。撮影ではインドにも行きました。暑さとか臭いとか、かなり苛酷な環境だったんですが、それでもまた行きたいと思ってしまう不思議な場所でした。韓国では12月8日に封切り、日本では来年5月ごろに公開予定です。皆さんぜひ観てください」

司会の椎名由紀に美肌を指摘されると「実は一生懸命お肌の手入れを

しています。兵役から戻ってきたら老けたね、って言われたくないから」と笑ったコン・ユは「最近ちょっとメタボ気味。俳優なのでお腹がぽっこり出ないよう、しっかり鍛えます」と、さらなるぶっちゃけトークを展開。また、友人のキム・ケイタがコン・ユの恥ずかしいエピソードを暴露する場面もありました。なんでも、日本のファンからもらったTシャツのサイズが合わず、わざわざ日本でそのブランド店を訪れ、レシートも何もなにのに交換を要求、拒否する店員さんを説得するため、コートなど大量に買い込んでやっと取り換えてもらったのだとか。「最初からサイズ違いのものを新たに買えばすむ話なのに、ねちねちしてる」と突っ込まれ、「どうせ僕は小さい男。しつこい男ですっ！」とすねるコン・ユが場内の爆笑を誘いました。カッコ悪いところも隠さず、それがまた可愛いと感じさせてしまうのは、コン・ユのパーソナリティーのなせる技なのでしょう。

ゲームコーナーでは、ファンといろんな種目で対決。キム・ケイタの助っ

人ぶりが功を奏して、250メートルの徒競走、腕相撲、ジャンケン、ノンアルコールビール一気飲み、ことごとくファンが勝利をおさめ、ツーショット写真撮影やサインのプレゼント、バックハグ、さらには目を見つめて歌を歌ってもらう、などなんとも羨ましい賞品をゲットしました。ただ唯一、フラフープ対決だけは、コン・ユの独壇場。本人が「特技です！」と話すだけあって、腰の振り方も堂に入っています。ゲームというより運動会のような対決に、コン・ユは汗をふきふき「軍隊の訓練みたい（笑）」と、少し息を弾ませていましたが、どの種目にも真剣に取り組む姿がとても素敵でした。

2部はミニコンサート。この日のために練習を重ねたというピアノの弾き語りで幕を開け、共に軍隊生活を送り、大切な弟分になったというアーティストMyQもゲストで登場、コン・ユの甘い歌声が会場を魅了しました。新作「キム・ジョンウク探し」のエンドロールで流れるという「2番目の初恋」は「歌うたびにどんどん好きになるんです」と楽しげに体でリズムを取りながら歌い、客席からも思わず手拍子が。ライブで披露するのは初めてという日本語歌詞の曲「そばにいるから」では、優しい声で歌いあげた「どんなに離れてる場所でも、僕はきみのそばにいるから」という歌詞が感動を誘いました。アンコールでは、紙飛行機が舞う中をリフトでせり上がり、2階スタンドのお客さんにも同じ目の高さで挨拶。ミュージシャンと手をつないですべてのプログラムを終えたのは午後9時。予定より1時間長い3時間半の充実のイベントが幕を閉じました。