イ・ミンギといえば、”ミンギワールド”と称される予測不能な独特の雰囲気を持つ人。この日も登場から予想外の行動に出て、ミンギワールドが炸裂する会見に。司会のイ・ユミさんからの紹介で、ひな壇の後方から姿を現したものの、すぐにはテーブルにつかず、ぐるっとテーブルの周りを回ったのです。ミンギらしい茶目っ気たっぷりの行動に、会見は開始早々から笑いの渦となりました。ようやくテーブルに着いたところで「はじめまして。新年あけましておめでとうございます」と日本語で新年の挨拶。「一生懸命練習したのですが、入場してテーブルの周りをくるっと回って、いたずらしているうちに忘れてしまいました(笑)」というミンギは、何度か言い直した後、ようやく無事に言い終えてホッと胸を撫で下ろしたのですが、取材陣から冒頭の「はじめまして」に対して、初めてじゃないですよ！という異論の声が。すかさず「あぁ、ひさしぶり～！」とミンギらしい言い回しで仕切り直し、ほんわかとした雰囲気の中で質疑応答が始まりました。

 


Q.お誕生日の前日にファンにお祝いしてもらう気持ちは？
まだ実感がないのですが、誕生日の前日に、まるで前夜祭のように大勢の人にお祝いしてもらうのは生まれて初めてです。実際にファンのみなさんに会って、お祝いしてもらったら誕生日なんだな～と実感するんじゃないかな。

Q.昨年はどんな年でしたか？
映画『TSUNAMI』がクランクアップした後、少し休みをいただいて次の作品の撮影に入ったので、仕事とオフのバランスがとれた一年でした。。これまでは、仕事をする年は一年じゅうずっと仕事という感じだったのですが、休みを取りながら仕事もできて、充実していたと思います。

Q.今年の目標と豊富は？
昨年の『TSUNAMI』以降、作品を通してみなさんにお会いすることができなかったのですが、今年はすでにクランクアップしている『クイック』と、現在撮影中の『不気味な恋愛』、映画2作品が公開される予定です。今は、一生懸命頑張って『不気味な恋愛』を撮影しており、素晴らしい作品にするのが目標です。

本当にいつも感謝の気持ちでいっぱいです。日本では韓国ドラマがたくさん放送されているので、僕ももっとドラマに出演すればいいのですが、最近は映画が続いているので、、なかなかドラマを通じて僕の姿をお見せすることができず、申し訳なく思ってます。素晴らしい作品を作り、素晴らしい姿でみなさんにお会いできるよう、これからも一生懸命頑張っていきたいと思います。

Q.映画で共演した先輩俳優、大物俳優たちから学んだことはありますか？ 
ご存知のとおり、共演した方々は俳優として認められている方ばかりです。そんな方々を実際に見て感じたことは、演技の道に正解はないんだなということです。俳優として目指している方向も異なり、俳優としての生活スタイル、考え方、アプローチも、それぞれ違っていました。みなさん素晴らしい方ばかりで、それぞれ”この先輩の場合は、こうだからこうなれたんだな”と理解していきました。そして、先輩方にオリジナリティがあるのを見て、僕も何かオリジナリティを持ちたいと思いました。これまではいろいろ学んだ方がいいと思って、あれこれとやってきましたけど、今後は何か核となるものを持つべきだなと。もちろんこれからもいいものはどんどん吸収していきたいとは思ってますが……。僕は共演する先輩に影響を受けてどんどん考え方が変わっていくタイプなんです。なので、また考えが変わってしまうかも知れません(笑)。 

Q.今後演じてみたい役柄と挑戦したい音楽のジャンルは？
（しばし悩んで）ウーン、ムズカシイ…。演じてみたい役柄については、こんな性格のキャラクターという表面的な希望はなく、キャラクターの内面的な部分を表現しなければならない役に挑戦したいです。そして、音楽は演技と違い、仕事というより作業をしながら音楽を学んでいる段階なので、自分が好きなものや表現したいもの、みなさんに聴いて欲しいと思うものを作っていきたいです。、そのときどきに感じていることを曲作りに反映していければいいなと。

Q.来日される度に新しい発見をされているそうですが、今回も何か発見しましたか？
(しばし苦笑しながら)何かあったかなぁ……。あ！昨日の晩ごはんは、カニ料理だったんです。お腹いっぱい食べたんですけど、僕は日本に来ると必ずラーメンを食べなくちゃダメなんです。スケジュールを確認したら、きょうを逃すと、ラーメンを食べに行く時間があるかどうか微妙だったので、カニを食べ終わった後にラーメンを食べに行きました。そこで感じたことですが、ラーメンはお腹いっぱいのときに食べても美味しいなって(笑)。

Q.どんなラーメンを食べたんですか？
ネギラーメンにタマゴをトッピングして…。そして、アサヒビール(笑)！