2009五月天DNA創造演唱會 '09~'10 MAYDAY World Tour in JAPAN

11月3日、東京お台場のZAPP TOKYOで五月天(メイデイ)のライブが行われました。

mayday1.jpg

チケットは早々にSold Out! 立ち見のファンも多く、会場はまさしく「爆満」状態。年齢、性別、国籍もまちまちで、五月天ファンの幅広さがうかがえます。 

mayday2.jpg

オープニングは正面のスクリーンでストーリー仕立てのムービーが流され、激しいカーチェイスに合わせてステージにずらりと並ぶ赤いパイロットランプが回り出し、ムービーの中で五月天のメンバーが乗った車が激突か?という危機一髪の瞬間に『軋車/モーター・ロック』のリアルな音が響き出すという凝った仕掛け。客席のファンは最初から総立ちで盛り上がります。

mayday3.jpg

 

mayday12.jpg
4曲目の『HOSSE』では、五月天とサポートメンバーが幅広のテープを投げ、ステージと客席が何本ものテープで結ばれました。「きょうはちょっと早い時間からスタートします」というボーカル阿信(アシン)のMCに会場がどっとウケます。台北アリーナでは、ライブの時間がオーバーして罰金を払った五月天ですが、この日は17時開演、安心して(!?)盛り上がれるぞーということなのでしょうね。

 


会場がタテに大きく揺れたのが、10曲目の『春天的吶喊/春の叫び』から。ギターに合わせて阿信と一緒に拳を振り上げ「(ダーダーダーーダダ)Fu!!」とジャンプする人が続出。次の『叫我第一名/僕を一番と呼べ』では「Hey!Hey!」の雄たけびが響き、『離開地球表面/地球表面から離れる』では全員が激しいタテ乗りジャンプ、そのまま『DNA』へ。この4曲メドレーのときは、2階のバルコニー席で観ていた関係者も思わず立ち上がり、体が動いてしまうのが止められない様子でした。

mayday5.jpg
このあと、メンバーが自己紹介。トップバッターのギタリスト石頭(ストーン)は日本語で挨拶。「わたしは“イシアタマ”です(笑)」で笑いをとると、知っている日本を披露。「生ビール2つ、生ビール5つ、赤ワイン、一気! 乾杯!(を)覚えたよー」。飲み屋用語(!?)は完全にマスターしている様子(笑)。「みんなに会えてうれしい!」も日本語で話してくれました。


ベースの瑪莎(マサ)はおもむろに“カンペ”を取り出し、日本語で「乗ってるかー!」と大きな声を張り上げて「きのうの夜、教えてもらったんだ」とカミングアウトしていました。「今日は楽しいです」という笑顔が印象的です。


ギターの怪獣(モンスター)は、なんと全部日本語。「日本のビールすごくおいしいね。今ね、二日酔いね(笑)。ウップ……。またZEPP TOKYOでコンサートしに来られて超うれしい。前回来た人~?(客席のファンがハーイと手を挙げる) はじめての人~? (こちらもハーイと手を挙げる人あり)。両方挙げたの誰(笑)? 新しい人も昔からの人もメイデイと一緒に盛り上がりましょう」と、完璧な日本語でした。

mayday7.jpg
ドラムの冠佑(ミン)は中国語。「日本に来る前に日本語会話の本を2冊買ったんだけど、『お元気ですか?』しか覚えられなくて(笑)。レストランでオーダーするときは『コレ、コレ』と指差してる。あ、でも“ウニいくら丼”は覚えた(笑)。毎回日本に来るたびに少しずつ日本語が進歩しています。これからも毎年1回は来たいな。今日はみんな来てくれてありがとう。次はもっと大きな会場でやりたいと思ってます」


最後は阿信。日本語で「どんなバンドが好きですか?」と会場に質問。ただ、これがちょっと「どんな弁当が好きですか?」とも聞こえたため、ジョークだと思った人も多かったよう……。続いて中国語で、会場に大勢来ていた中国語圏のファンに「日本に留学中? それとも仕事? 旅行?」と問いかけると、ステージ近くのファンが「五月天のコンサートを観るために来たのよー」と答えてびっくりの阿信でした。また「日本の中華料理屋さんで偶然僕らの歌が流れて、隣の日本のお客さんが僕らの顔を見たんだよ」と、微笑ましいエピソードも披露してくれました。

 

mayday8.jpg
阿信が客席に「手をつないで」と呼びかけ、会場のファンが両隣の人と手をつなぐと『笑忘歌』のイントロが始まり、少しずつライブはエンディングへと向かっていきます。途中『孫悟空』のときだけは阿信がステージから下がり、石頭のギターソロ→怪獣ギター→(キーボードソロ)→瑪莎のベースソロ→冠佑のドラムソロがありました。プレスに配布されたセットリストの最後は20曲目の『倔強/強情』でしたが、もちろん、このままでは終わりません。誰一人席を立つ人がいない中、アンコールへ。


会場を4つのブロックに分けて「L」「O」「V」「E」の掛け声+アルファベットのジェスチャーを練習して『戀愛ing』で盛り上がり、「次の曲は」と阿信が口にした途端、会場から『突然好想你』のリクエストが。それを聞いた阿信が「驚いた。僕たちが準備してた曲と一緒だよ」と返し、そのまま曲に突入。続く『溫柔』は会場全員で大合唱となりました。最後はドラムの冠佑も前に出てきて、メンバーとサポートメンバーが1列に並び、手をつないで深々とお辞儀。

 


いったん全員がステージを後にしましたが、それでもアンコールの声は大きくなるばかり。するとさっき「衣装ももう全部着たし、これでおしまい。今日はありがとう」と挨拶したはずのメンバーがなぜか着替えて(笑)再登場、『擁抱』からダブルアンコールが始まりました。最後の『憨人』はファンが「ラーララッラー、ラーララッラー♪」とメロディーを口ずさむ声がいつまでも消えず、余韻を残したままコンサート終了。2時間45分、台湾よりは短いかもしれませんが、美味しいところがギュッと詰まった感動のライブ、帰途につくファンの皆さんの笑顔がそれを物語っていました。

 

 

 

 

この後、ロビーでメンバーの囲み取材が行われました。写真左から、ドラムの冠佑(ミン)、ギターの石頭(スト-ン)、ベースの瑪莎(マサ)、ギターの怪獣(モンスター)、そしてボーカルの阿信(アシン)です。

mayday11.jpg 

Q. ライブの感想をどうぞ。

怪獣 「2年ぶりに日本でライブができてうれしい。お客さんも7割が日本のファンで、しかもファンのみなさんが僕たちの歌が好きになって中国語を勉強してくださってると聞いて、それもすごくうれしかったですね」

瑪莎 「今回はステージのスクリーンに歌詞の日本語訳を出したんです。五月天の楽曲をメロディーだけでなく、歌詞の意味も理解しながら楽しんでいただけたらいいな、と思って」

mayday9.jpg
Q. 『孫悟空』のとき、どうして阿信は登場しなかったの?

阿信 「ほかのメンバーは歌う機会が少ないから、パフォーマンスでファンにアピールする時間を作ろうと思ったんです」
※ ほかのメンバーからは「へぇ~、そうなんだ」という含み笑いが・・・・・・!


Q. GLAYからお花が届いていましたね?

怪獣 「GLAYさんのことは昔から知っていて、2001年の福岡ライブにゲスト出演させてもらったのをきっかけに、親しくなりました。僕たちの台湾ライブにスペシャルゲストで来てもらったこともあるし、ふだんからEメールを交換し合ってます。ただ、今回は残念なことに、ライブのリハと重なって会場に来てもらえませんでした。またチャンスを見つけてお酒を酌み交わしながら、いろんな話をしたいと思ってます」

mayday10.jpg
Q. 9月の台北アリーナ、12月の高雄ドームのコンサートは大変な人気でチケットが入手困難な状態です。デビューして10年、五月天の人気の秘密は何ですか?

石頭 「難しい質問です。というのも、僕ら自身、どうしてみなさんが五月天のライブを観たいと思ってくださるのかわからないんです。ただ、僕たちがいいコンサートをお見せするため綿密に準備していることだけは確かかも。ロックバンドというものは、レコーディングスタジオで自分たちの音楽を制作していたらいいというものではなくて、何度もファンと直に触れ合って、ライブパフォーマンスを通じて、気持ちを通わすことが必要なんです。しかも、ステージで演奏するだけでなく、ライティングに凝ったり、スクリーンでムービーを流して音楽とコラボさせたり、いろいろ工夫するのが僕らのライブのスタイル。そうすることによって、CDだけでは伝えられないものが伝えられる気がします。ファンはきっとアルバムを聴いただけでは、満足できない部分があると思うんですよね。ロックってやっぱりライブで聴くもので、バンドと一緒にハイになって、大きな声で歌ってこそ楽しめる音楽だから。部屋や風呂の中で、お隣さんの迷惑にならないよう鼻歌程度に口ずさむぐらいでは満足できないものなんです」


Q. ステージで流されたムービーはまるで映画のように大掛かりなもので、阿信が学校の先生だったり、怪獣がサラリーマンだったりしましたね。

阿信 「シナリオは基本的に僕たちで考えたものなので、キャラクター設定も役の配分も自分たちで決めました。僕らはジャッキー・チェンじゃないから(笑)、撮影にちょっと時間がかかって、だいたい10日ぐらいで完成しました」
※ プロの手を借りず、脚本を全部自分たちの手で書き上げたのか?と重ねて質問されると、阿信が「僕らもプロの作家ですよー(笑)」と爆笑する場面も。これには思わず、質問した記者も「たいへん失礼いたしました」と平謝りでした!


Q. 台湾には魅力的なバンドが次々誕生していますが、五月天は今後、どんなふうに進化していきますか?

阿信 「うーん……(と悩む)」

石頭 「冠佑がいれば、五月天はずっとスペシャルなバンドでいられる(笑)」

冠佑 「いつも言ってることですが、五月天の音楽は五月天にしか作れないもの。毎日の生活の中から生まれるものだから、僕たちもみなさんと同じ、これからも毎日一生懸命生きて、社会のいろんな面を観察し、それを音楽にする。五月天はこれからも五月天が好きな音楽をやり続ける。それだけです」


Q. 大陸の重慶でコンサートを終えての来日でしたが、大陸と日本のファンの違いは?

阿信 「大陸では何度もコンサートを開いていますが、面積が広大で都市も多く、どこも2~3年に1度しか行けないんです。だから僕たちのことをすごく待っていてくれて、熱狂的に迎えてくれるんです。泣き出すファンもいます。でも、きょう泣いてる人はいませんでしたね(笑)。何度も観てくれてるファンが多いせいだと思います。だからと言って決して冷めているわけじゃなくて、みんな中国語の歌詞ばかりか、台湾語の歌詞まで覚えてくれて、とても感動させられました」


Q. ファンのみなさんにメッセージを

怪獣 「2年ぶりにZEPP TOKYOでライブができて、僕たちも興奮してます。みんな五月天を応援してくれてありがとう。またすぐ日本に戻ってきてコンサートでお会いしたいと思っています。でも、もし時間があったら、ぜひ台湾に遊びに来てください。もしかしたら高雄や台北で僕たちに会えるかもしれませんよ」

 

コンサートのセットリスト
1.  軋車/モーター・ロック
2.  爆肝
3.  賭神
4.  HOSSE
5.  你不是真正的快樂/君は本当に幸せではない
6.  生活以上生活以下
7.  瘋狂世界+候鳥/クレイジーワールド+渡り鳥
8.  知足
9.  人生海海/人生は海のようだ
10. 春天的吶喊/春の叫び
11. 叫我第一名/僕を一番と呼べ
12. 離開地球表面/地球表面から離れる
13. DNA
14. 笑忘歌
15. 如煙/煙のように
16. 孫悟空
17. 約翰藍儂+我/ジョン・レノン+僕
18. 最重要的小事/小さなことだけど
19. 天使
20. 倔強/強情
<アンコール>
21. 戀愛ing
22. 突然好想你
23. 溫柔
24. 擁抱
25. 垃圾車
26. 憨人
 

    

前に戻る 4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14
[Copy selction] [Translate With Google]