出演するドラマ、映画がすべて大ヒットを記録、今や台湾で飛ぶ鳥を落とす勢いの俳優、イーサン・ルァンが来日。10月からホームドラマチャンネルで『墾丁（ケンティン）は今日も晴れ！』の日本初放送が決定したのを記念し、8月11日、シネマート六本木でトークショーを開催しました。この日は50組100名のファンが無料招待されましたが、なんと倍率は10倍だったとのこと、ファンと直接交流するイベントは日本で初！ということで、ファンの皆さんの期待も大きかったようですが、イーサンもとても楽しみにしていたよう。登場してすぐ「とてもうれしい。でも、緊張してこんなに汗かいてます(笑)」と手のひらを見せてくれました。
トークショーということで、イベントは司会者のみならず、参加したファンからも質問を募り、イーサンがそれに答えていくという形式で進行。ニックネームの「小天（シャオティエン）」と声がかかったり、自分の名前やメッセージが書かれたボードを見たりするたびに、ニコニコと人懐っこい笑顔で応えている様子を見ていると、こちらまで温かい気分になりました。主なやりとりをピックアップしてご紹介してみたいと思います。
Q. 日本の女性の印象は？
「（日本語で）優しい。美しい、ね」
Q. ここ（シネマート六本木）は、ニウ・チェンザー監督も立った場所なんですよ。
「同じ場所でイベントができて光栄です。ただ、インタビュー取材でもずっとニウ監督についてたくさん聞かれて、なんだか監督のプロモーションに来たみたい(笑)」
Q. ニウ監督と組んで、今年2月に台湾で劇場公開された映画「艋舺（MONGA）」は記録的なヒットとなりました。おめでとうございます。
「ありがとうございます！ 近いうちに日本でも公開されるようなので、楽しみにしていてください。その時また皆さんにお会いできるといいですね。『艋舺（MONGA）』も『墾丁（ケンティン）は今日も晴れ！』も豆哥（イーサンはニウ監督のことを、アニキ！というニュアンスで、こう呼んでいるそうです）と仲間たちで撮影し、台湾の美しい風景、台湾の地元の人たちがふんだんに出てくる作品なので、観てくださった人たちが気に入ってくださると、うれしいです」
Q. 今回は2回目の来日で、昨年10月の初来日のときは、「艋舺（MONGA）」の撮影で坊主頭でしたよね？
「通訳してもらわなくても、坊主頭は聞きとれました（笑）。当時は、頭を剃った姿を見て、多くの友達に怖い！って言われたので、また髪が生えてきてよかった（笑）」
Q. 今はドラマ『敗犬女王』の頃の髪の長さですね。『敗犬女王』もホームドラマチャンネルで12月からオンエアされる予定です。
「あのドラマはとてもスペシャルな作品。台湾だけでなく、日本にも『敗犬女王』のような女性がいると思うんです。そういう方に観ていただいて、自分に対する自信や真実の愛をつかみ取る勇気を見つけてほしいです」
Q. 『墾丁（ケンティン）は今日も晴れ！』は、坊主頭でしたよね？
「そうなんです。その上、ニウ監督に、ツイてない男に見えるよう、ヒゲを生やせと言われたので、ヒゲも生やしました（笑）。ニウ監督と組むと坊主にされる(笑)？ そんなふうに言ったら申し訳ないです。言い出したのは僕ですから。俳優は、頭を剃るとヘアをセットする時間が省略できるんで、毎朝15分寝坊できるんです(笑)」
Q. ドラマの舞台になっている墾丁を紹介してください。
「（地図で台湾の南端を指し）このあたり。6ヵ月間ロケをしていたのですが、サーフィンをしに来た日本の方をたくさん見かけました。台北の松山空港から高雄の小港にある空港に飛び、そこから来たという人が多かったですね。台北からだと、新幹線で高雄の左営まで行って、そこからバスで墾丁に向かう方法もあります。新幹線は1時間40分。ドラマを撮影した後、プライベートで何度も墾丁に行っているので、時間まではっきり覚えているんです(笑)。高雄から墾丁まではバスで1時間半から2時間。レンタカーを借りる方法もあります。海辺の景色がきれいですよ。あと、時間があればぜひローカルバスに乗ってみてください。中南客運という会社のバスが出ています。『墾丁(ケンティン)は今日も晴れ！』の中でアナンがバスで墾丁に向かい、車中で気分が悪くなるというシーンが出てくるんですが、あれを撮影したのが中南客運のバスだったんです」
Q. ドラマ『墾丁(ケンティン)は今日も晴れ！』のみどころは？
「ラブストーリーだけでなく、いろんな要素が盛り込まれたドラマです。まず、台湾のとても美しい風景が楽しめる。墾丁ならではの珍しい保護植物や動物も出てきます。ドラマの中にもそういうセリフがありますが、墾丁はヒーリングの地。墾丁の明るく素朴で親切な地元の人たちに出会えば、心に受けた傷を癒すことができます。多くの人にそんな墾丁ライフを楽しんでほしいと思いますが、現地に行けなくても大丈夫。このドラマを観ていただければ、心が癒されるはずです！」
Q. 今までやった中で、いちばん好きな役は？ 今後やってみたい役は？
「気に入ってる役は２つあるんですが、どちらも坊主頭ですね(笑)。坊主だから好きなわけじゃなくて(笑)、どちらもリアリティーがあるからです。『墾丁(ケンティン)は今日も晴れ！』のアナンは、傷つき、苦しみながらも、自分の求めるものを模索し、自分の存在を確立しようとする人物で、演じているうちに、すっかりはまってしまいました。｢艋舺(MONGA)｣の和尚は、今まで演じたことのないタイプの役への挑戦だったのですが、うまく演じられたのではないかという手ごたえがありました。共演者や現場のスタッフが最高の環境を作ってくれたというのも大きかったですね。今後演じてみたいのは、これまでの役とかけ離れた人物。いろんな役を演じることで経験を積み重ね、自分の中の引き出しを増やしていきたいからです。たとえば時代劇なんか、チャレンジしてみたいです」
Q. 来日後、どこか観光しましたか？
「ゆうべ（焼き肉店の）叙々苑に行きました(笑)。行ってみたいのは、渋谷のスクランブル交差点。ドラマや映画でよく見かけるので、一度行ってみたいなぁと。明日行けるといいですね。（ファンが渋谷に集まると言われ）聞かなかったことにしてください(笑)」
このあと、抽選で選ばれたファン3名と握手＆ハグ、ツーショット撮影という垂涎の企画もあり、あっという間に終了の時間となってしまいました。イベント中はプレスもファンも撮影OKということで、フラッシュが光り続けていたにもかかわらず、嫌な顔ひとつせず笑顔を絶やさなかったイーサン。マスコミのカメラに対しては、トークの合い間にレンズ１つずつに向かって目線をくれ、サービス精神旺盛な人柄に触れることができました。
◆『墾丁(ケンティン)は今日も晴れ！』オンエア情報◆
今年2月、台湾で劇場公開されるや空前の大ヒット、台湾映画として歴代第2位の興行成績を残した｢艋舺(MONGA)｣のニウ・チェンザー×イーサン・ルァンのコンビでおくる『墾丁(ケンティン)は今日も晴れ！』は、台湾最南端に位置し、海と山の自然環境が美しく、サーファーにも人気の常夏の観光名所“墾丁（ケンティン）”を舞台に、地元の青年と都会に住む心を病んだ女流小説家の交流を軸に展開する癒しのストーリー。台湾のエミー賞と言われる第43回電視金鐘賞ドラマ部門で脚本賞を受賞したハイクオリティ・ドラマです。
オンエア待望のドラマ『墾丁(ケンティン)は今日も晴れ！』は2010年10月、ドラマ専門チャンネル「ホームドラマチャンネル」で日本初放送開始。加えてオリジナル番組を２本放送!! この日のイベントの模様や単独インタビューなど、ドラマとはまた一味違ったイーサンの魅力が紹介されます。
このほか、美貌と才能に恵まれているのに、理想の男性とめぐり会えない32歳の独身キャリアウーマン（シェリル・ヤン）が8歳年下のフリーター・ルーカス（イーサン・ルァン）と出会い、恋に落ちて行く様を描いたラブコメディ『敗犬女王』も2010年12月よりホームドラマチャンネルでオンエアが開始。ぜひ、お見逃しなく。
(c) Public Television Service Foundation, Taiwan 提供：アジア・リパブリック
オンエア案内
「墾丁（ケンティン）は今日も晴れ！
★放送日：２０１０年１０月7日（木）スタート（毎週木放送）
★監督：ニウ・チェンザ／出演：イーサン・ルァン、エディ・ポン、チャン・チュンニン 他
イーサン・ルァン来日記念
「墾丁（ケンティン）は今日も晴れ！」まるっと！見せますＳＰ
（全1回／１５分）（ＨＤ）
★放送日：２０１０年１０月３日（日）１８：１５～１８：３０ 他
★内容：『墾丁（ｹﾝﾃｨﾝ）は今日も晴れ！』の出演者インタビューやロケ地紹介などで
ドラマを徹底的にナビゲーションするオリジナル番組！
台湾ドラマ「墾丁（ケンティン）は今日も晴れ！」放送記念
華流スター・ジャック★イーサン・ルァン来日ＳＰ
（全１回／１５分）（ＨＤ）
★放送日：２０１０年１０月１７日（水）１８：１５～１８：３０ 他
★内容：８月１１日に行われたイーサン・ルァンのファーストイベントの模様や単独インタビューなど…。
イーサンのドラマとは一味違った表情が見られるオリジナル番組（１５分）
イーサン･ルァン主演「敗犬女王」
★放送日：２０１０年１２月スタート
★出演：イーサン・ルァン、シェリル・ヤン、ウェン・シェンハオ 他
※DVDはアミューズソフトエンタテインメントより好評発売中
ホームドラマチャンネルの視聴方法
【スカパー！e2】Ch.294 ※2010年10月より放送開始！
【スカパー！HD】Ch.661
【スカパー！】Ch.362
【スカパー！光】Ch.362
【ひかりTV】Ch.420
【CATV】全国137局
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イベントの前に取材させていただいたイーサン・ルァン特写＆インタビュー記事はコチラから。
